皆さんの好きな都道府県はどちらでしょうか。
住んでいる都道府県を答える方や、観光等で行ったことある都道府県を答える方など人それぞれですが、どの都道府県にも良さがありますよね。
しかし、ここ最近の物価上昇により旅行を控える方もいるかもしれません。物価上昇は私達の家計を圧迫していますが、年金を1番の収入源にしている方々にはより厳しい状況ではないでしょうか。
今回は「年金」にフォーカスを当てて解説したいと思いますが、そもそも都道府県によって年金受給額の平均が異なることはご存知でしょうか。
「住んでいる都道府県によって年金額が決まる」というわけではなく、年金受給額の水準が高い都道府県があります。この記事では、年金受給額の都道府県ランキングや、受給額に差が出る理由について解説していきます。
1. 厚生年金の全国平均は月額で14万円台
会社員や公務員等で一定の要件を満たす方は、将来国民年金を含む老齢厚生年金が受給できます。
厚生年金の全国平均は、厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると14万3965円です。
1.1 厚生年金(老齢厚生年金)の平均月額
1.2 厚生年金の平均年金月額の男女差
〈全体〉平均年金月額:14万3965円
- 〈男性〉平均年金月額:16万3380円
- 〈女性〉平均年金月額:10万4686円
※国民年金の金額を含む
1.3 厚生年金受給額の個人差
- 1万円未満:9万9642人
- 1万円以上~2万円未満:2万1099人
- 2万円以上~3万円未満:5万6394人
- 3万円以上~4万円未満:10万364人
- 4万円以上~5万円未満:11万1076人
- 5万円以上~6万円未満:16万3877人
- 6万円以上~7万円未満:41万6310人
- 7万円以上~8万円未満:70万7600人
- 8万円以上~9万円未満:93万7890人
- 9万円以上~10万円未満:113万5527人
- 10万円以上~11万円未満:113万5983人
- 11万円以上~12万円未満:103万7483人
- 12万円以上~13万円未満:94万5237人
- 13万円以上~14万円未満:91万8753人
- 14万円以上~15万円未満:93万9100人
- 15万円以上~16万円未満:97万1605人
- 16万円以上~17万円未満:101万5909人
- 17万円以上~18万円未満:104万2396人
- 18万円以上~19万円未満:100万5506人
- 19万円以上~20万円未満:91万7100人
- 20万円以上~21万円未満:77万5394人
- 21万円以上~22万円未満:59万3908人
- 22万円以上~23万円未満:40万9231人
- 23万円以上~24万円未満:27万4250人
- 24万円以上~25万円未満:18万1775人
- 25万円以上~26万円未満:11万4222人
- 26万円以上~27万円未満:6万8976人
- 27万円以上~28万円未満:3万9784人
- 28万円以上~29万円未満:1万9866人
- 29万円以上~30万円未満:9372人
- 30万円以上~:1万4816人
平均は14万円ですが、幅広い受給額に分布しています。個人差があるゆえに、都道府県によっても平均額に差が出ているのが実情です。
次章では、都道府県別に厚生年金受給額を見てみましょう。