2017年12月12日、トヨタ自動車(7203)は、歩行者も検知対象とする衝突回避支援システム「スマートアシストⅢ」を設定するなどの改良を行った軽自動車「ピクシス メガ」を、2018年1月8日に発売すると発表した。

今回の一部改良では、歩行者も検知対象とする緊急ブレーキ機能や夜間の歩行者の早期発見に貢献するオートハイビームなど、先進安全機能を進化させた衝突回避支援システム「スマートアシストⅢ」が標準装備される。

経済産業省、国土交通省など政府は官民連携で、事故防止機能などを搭載した「セーフティ・サポートカーS(通称 : サポカーS)」の普及に取り組んでいるが、今回の改良車は、高齢運転者に特に推奨する「セーフティ・サポートカーS(通称:サポカーS)」の「ワイド」に相当する。

ちなみに、「サポカーS」は自動ブレーキの機能に応じて3つに分類されているが、このうち「ワイド」は自動ブレーキ(対歩行者)、ペダルの踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、自動防眩型前照灯などの先進ライトを搭載したクルマを対象としている。

なお、同車には駐車時などに左右後方の障害物をブザー音で知らせるリヤコーナーセンサーも追加されており、安心な装備もより充実されている。

高級車だけではなく、軽自動車にも先進エレクトロニクス技術を活用した安全運転システムの普及が急速に進んでいることを示唆するニュースとして注目したい。

LIMO編集部