FXに危険性があるかどうか、疑問に感じている人も多いはず。
大きな利益を狙える一方で、リスクも大きいのがFXです。
今回は、初心者がFXをはじめる前に確認したいFXの危険性について解説していきます。
当記事を参考に、FXへの理解を深めてみてください。
1. FXの危険性(リスク)
FXの危険性(リスク)は以下のとおりです。
- 相場変動リスク
- レバレッジリスク
- 金利変動リスク
- 流動性リスク
- 信用リスク
- システムリスク
順番に解説していきます。
1.1 危険性1:相場変動リスク
価格変動が異常に大きくなるリスクです。
通常時と比べて為替相場の価格変動が異常に大きくなる可能性があることは常に念頭におく必要があります。
ロスカットが間に合わず、預けた証拠金以上の損失が出てしまう可能性もあります。
相場変動リスクの回避方法
FXは平日であれば24時間取引となっていますが、土日は取引不可です。
金曜日にポジションを保有した状態で土日を過ごし、月曜日に相場が大きく変動しまうケースは珍しくないです。
金曜日までにすべてのポジションを決済しておくことでリスクを抑えられます。
1.2 危険性2:レバレッジリスク
レバレッジを活用することで損失が拡大しやすくなるリスクです。
レバレッジがあれば、預けた証拠金以上の金額で取引が可能ですが、大きな利益を得られる可能性がある一方で、損失も大きくなりやすいです。
レバレッジリスクの回避方法
低いレバレッジで、少額で取引することでリスクを低く抑えることができます。
特に、初心者の間は、まず低いレバレッジで取引をすることをおすすめします。
1.3 危険性3:金利変動リスク
スワップポイントの支払いが生じるリスクです。
ポジションを解消しない限り、スワップポイントは毎日獲得可能ですが、金利変動の影響を受けます。
金利が変動することで、受け取れるスワップポイントが少なくなる可能性もあります。
低金利通貨を買って高金利通貨を売る場合は、スワップポイントを支払う必要があります。
金利変動リスクの回避方法
定期的に金利の変化をチェックすることで回避に繋がります。
年に4回発表される各国の政策金利をチェックしておきましょう。
長期間ポジションを保有する場合は、特にスワップポイントの同行を見て変化がないかをチェックしておきましょう。
1.4 危険性4:流動性リスク
狙い通りの取引ができなくなるリスクのことです。
流動性が低い通貨を取引する場合は、需要と供給が十分になく、取引自体ができなくなる場合や、希望価格で約定できなくなったりしますので、注意してください。
流動性リスクの回避方法
流動性が高い通貨ペアを選択することや、取引する時間帯に注意するとリスク回避に繋がります。
例えば、米ドル・日本円・ユーロなどは流動性の高い通貨です。
また、早朝・クリスマス・年末年始といった流動性が低くなりやすい時期や時間帯は、取引を控えるか様子を見てから取引するのがベターです。
1.5 危険性5:信用リスク
投資した資金が回収できなくなるリスクです。
取引先のFX会社の信用が悪化したり倒産したりすると、損失を被る場合もあります。
信用リスクの回避方法
FX会社によって、財務状況や資産保全の方法が異なりますので、利用前に詳しくチェックしておきましょう。
また、口座開設数が多く、評判のいいFX会社を選ぶのもポイントです。
1.6 危険性6:システムリスク
システムダウンや回線トラブルで注文ができず、希望どおりの取引ができなくなってしまうリスクです。
システムリスクの回避方法
完全に回避することは難しいですが、通信環境を整えることが重要です。
また、障害が起きた場合は、サポートに問い合わせることになるため、連絡先を控えておきましょう。
頻繁にシステム障害が起こる場合は、FX会社の乗り換えも視野に入れる必要があります。
MeChoice編集部
・FXの危険性は「相場変動リスク」「レバレッジリスク」「金利変動リスク」「流動性リスク」「信用リスク」「システムリスク」