FXは外貨をトレードできる金融商品です。
円や米ドルなど2つの通貨をペアとして取引することで、為替レートの変動から生じる「為替差益」や利子に似た「スワップポイント」が狙えます。
本記事では、これらFXの儲け方を詳しく紹介していきます。
FXに興味があるものの、しくみがよくわからないという方はぜひ参考にしてください。
1. FXとは
FXは外貨を購入・保有・売却することで利益を狙う金融商品です。
金融庁では以下のように定義されています。
外国為替証拠金取引は、証拠金を差し入れて、日本円と米ドルなど、2つの国の通貨の為替相場を予測して売買を行う金融商品です。外国為替を英語で“Foreign Exchange”と表すことに由来して、外国為替証拠金取引は、通称、「FX」などと言われます。
出所:金融庁「外国為替証拠金取引について」
FXでは異なる2つの通貨をペアとして取引します。
たとえば、米ドルと円なら以下の取引が可能です。
1.1 <円・米ドルペアの場合>
- (円を売って)ドルを買う
- (円を買って)ドルを売る
取引にはおおむね以下の3つのフェーズがあります。
- エントリー(外貨の購入あるいは売却)
- ポジション保有(外貨の保有状態や売却状態の維持)
- 反対売買による決済(損益の確定)
ポジション保有期間中に為替レートは日々変動します。
たとえば、1ドル=100円が次の日には99円になったり101円になったりするわけです。
こうした為替レートの変動から生じる利益が為替差益となります。
では次からはFXの利益についてより深く見ていきましょう。
2. FXの儲け方は2種類
FXの儲け方には2種類あります。
1つは先程紹介した「為替差益」です。
たとえば、1ドル=100円のタイミングで(100円で)1ドルを購入し、その後、1ドル=120円に変動すれば20円の利益が発生することになります(もともと100円で買った1ドルを円に戻すことで120円になる)。
FXでは外貨の購入はもちろん空売りもできるので、円安・円高両方の局面で儲けを狙えます。
ちなみにFXではトレードの結果発生した損益に対してのみお金のやり取りが発生します(差金決済)。
トレードの結果1円の得をしたらFX口座がプラスに、反対に損をしたらマイナスになります。
そのため、(外貨の)購入・空売りに関わらず、外貨を用意する必要はありません。
2.1 もう1つの儲け方「スワップポイント」とは
FXでは為替差益以外にも「スワップポイント」が狙えます。
スワップポイントは保有している通貨ペアと通貨量に応じて発生する損益のことです。
金利差調整分とも呼ばれ、ポジション保有期間中は毎日発生します(外貨を「買い」あるいは「売り」から入って反対売買によって決済するまでの間)。
<スワップポイントの発生パターン>
- 取引する通貨ペアのうち、購入する通貨の金利の方が高い場合→「利益」として発生
- 取引する通貨ペアのうち、売却する通貨の金利の方が高い場合→「損失(支払い分)」として発生
たとえば、トレイダーズ証券の「みんなのFX」では、スワップポイントが以下の通り発生します。
<スワップポイント例>
通貨ペア |
スワップポイント(10万通貨取引の場合・1日あたり) |
トルコリラ/円 |
280円 |
メキシコペソ/円 |
261円 |
南アフリカランド/円 |
171円 |
※「みんなのFX」公式サイトより(2023年9月4日時点)
これら為替差益とスワップポイントを複合的に狙っていくのがFXでの儲け方になります。
3. FXを始めるなら「みんなのFX」がおすすめ
ここまででFXの運用に興味を持った方もいるでしょう。
FXを始めるには証券会社でFX口座を開設する必要があります。
FXをこれから始める方には「みんなのFX」がおすすめです。
「みんなのFX」は「MINKABU(みんかぶ)」の2023年版FX証券年間ランキングで人気1位となったFXサービスであり、業界最狭水準のスプレッドのほか、高スワップも両立していることが特徴となっています。
※スプレッドとはFXにおける実質的なコストのこと
最低取引単位は初心者にも安心な1000通貨から。サポート体制も整っており、電話は毎日7:00~22:00(土日を除く)、メールは365日24時間体制で問い合わせに対応しています。
なお、みんなのFXはトレイダーズ証券が運営しています。同社は東証に上場するトレイダーズホールディングスの子会社なので、安心して取引を始められるでしょう。
参考資料
MeChoice編集部
・FXの儲け方は2パターンある
・1つは「為替差益」でもう1つは「スワップポイント」
・おすすめのFXサービスは「みんなのFX」