クレジットカードの不正利用の被害にあったことがあるという方もいるのではないでしょうか。
セキュリティの高いクレジットカードを使うことや、定期的に利用明細をチェックすることが重要になってきますが、不正利用の被害は年々増え続けています。
今回は、一般社団法人日本クレジット協会のデータを元に、クレジットカード不正利用被害額について解説していきます。
1. 2023年1月〜6月のクレジットカード不正利用被害額について
一般社団法人日本クレジット協会が、2023年9月に公開した「クレジットカード不正利用被害額の発生状況」によると、2023年1月〜3月のクレジットカード不正利用被害額について121.4億円となっており、内訳は以下のようになっています。
- 偽造カード被害額:0.8億円(構成比:0.7%)
- 番号盗用被害額:113.3億円(構成比:93.3%)
- その他不正利用被害額:7.3億円(構成比:6.0%)
また、2023年4月〜6月の不正利用被害額は141.0億円となっています。
また、内訳は以下のとおりになっています。
- 偽造カード被害額:0.5億円(構成比:0.4%)
- 番号盗用被害額:132.4億円(構成比:93.9%)
- その他不正利用被害額:8.1億円(構成比:5.7%)
そのため、2023年1月〜6月の合計は262.4億円となっています。
内訳は以下のようになっています。
- 偽造カード被害額:1.3億円(構成比:0.5%)
- 番号盗用被害額:245.7億円(構成比:93.6%)
- その他不正利用被害額:15.4億円(構成比:5.9%)
クレジットカードの不正利用については、番号盗用被害額が9割以上を占めています。
2023年1月〜6月の合計は262.4億円となっていることから、この推移でいくと年間で500億円を超える可能性もあります。