2017年12月7日、ソニー(6758)は、腕時計のバンド部に必要な機能を内蔵したハイブリッド型のスマートウォッチwena wrist(ウェナリスト)の第2世代を発売すると発表した。

wena wristは、スマートフォンとの連動し、電子マネーを使ったり、電話、メール、SNSの着信確認などができたりする、いわゆる「スマートウォッチ」である。

ただし、こうした機能が全て時計本体ではなく、バンド部に集約されていることが最大の特色である。

ソニーの新規事業創出プログラム(Seed Acceleration Program)から生まれた新製品であり、「時計」という長い伝統のあるテクノロジーと、最先端のテクノロジーを融合し、財布や万年筆のように愛着を持って長く使われる製品づくりを目指している。

「wena wrist pro」は、腕時計としての質感や高級感を追求しながら、新たに有機ELディスプレイを搭載することで通知・活動ログ機能をより便利にしたモデルであり、従来モデルよりバンド幅と厚みを小さくすることで、体積比で約25%小型化されている。また、防水性能も5気圧に向上している。

一方、「wena wrist active」は、GPSや光学式心拍センサーが搭載されており、ランニングにも使用できる。また、独自設計のエンドピースにより、睡眠やランニング時などにはヘッド部を外すことでスマートバンドとして使用可能である。シーンに合わせてヘッド部を取り付けたり、付け替えたりすることでビジネスシーンやフォーマルな場でも使うことが可能だ。

予約受付は「wena wrist pro」、「wena wrist Mechanical head」、「wena wrist Solar head」は12月7日から、また、「wena wrist active」は、2月上旬に開始予定である。

なお、今回の新製品も従来通り、電子マネーは、「楽天Edy」や「iD」には対応しているものの、残念ながら、「Suica」には非対応である。

LIMO編集部