イタリア人が被害に遭ったというニュースも
観光のハイシーズン、名所が多い都市にはイタリア人もやってきます。
保養地として名高いコモでは、イタリア人もぼったくりの被害に遭ったというニュースが紙面をにぎわせました。この事件もまた、「口頭によるコミュニケーション」が原因となっています。
お客さんは、「メインの魚料理のつけあわせにポテトとインゲンを半々で」と注文しました。イタリアのレストランは、実はこのように融通を利かせてくれるところも少なくないのです。
お客さんの要望通りの料理は運ばれてきたのですが、伝票にはメイン料理と2つのつけあわせ料理が加算されていました。さらにそれぞれの料理の価格が、メニューに明記された値段より高くなっていたのです。
女性は支払いを拒否し、警察が介入する騒動になりました。
また「時価」と表記されるトリュフなどの高級メニューは、あらかじめ値段を聞いておくのが賢明というのが、イタリア人の共通した認識となっています。
悪質なレストランを見分けるためのコツ
一度入ってしまうと出にくいレストラン、ぼったくりに遭わないためにはいくつかのポイントを押さえておきましょう。
- 店の入り口に、価格を明記したメニューがない
- 店の入り口付近に客引きがいる
- ランチとディナー以外の時間もノンストップで営業している
- 料理の写真がこれ見よがしに貼られている
このようなことがあったら、価格や味がイマイチな観光客相手のレストランだったという可能性が高くなるため、避けるのがベターです。