子育てしやすい街とは?教育費の高さだけでは測れない
教育費が高い地域ではお金が必要になり、なかなか住めないと感じる世帯もあるでしょう。
一方で、お金をかけて質の高い教育が与えられるかというと、そうでもない側面もあります。
さまざまな要因が絡み合いますが、「子育てしやすい」と感じるポイントは人によって異なることも考えられます。
医療施設が充実していることや子育て支援施設が充実していること、保育園に入りやすいことなどを挙げる方もいるでしょう。
初めての子育てとなると、どのような判断基準で居住地を選べばいいのか迷うこともありますよね。
価値基準はそれぞれですが、ここでは関東と関西で人口増になるなど、注目される自治体を一例としてご紹介します。
【関西版】子育てのしやすい「奈良県葛城市」ってどんな街?
まずは関西で注目される自治体として、奈良県葛城市をご紹介します。
奈良県葛城市は、人口約3万8000人(令和4年12月1日付)の街です。
市内では主に近鉄御所線が運行しており、大阪市内へは50分ほどでアクセスできます。
子育て支援は「葛城にいだかれ 親も子も笑顔で育つまちづくり」をスローガンに、相談窓口の設置や医療費助成など妊娠・出産から子どもの高校卒業まで切れ目のないサポートを展開しています。
市内在住の母親が子育てをしながら働ける環境づくりにも注力しており、保育士の資格を持つスタッフが併設スペースで子どもを預かるワーキングスペース「ママスクエア葛城店」は、総務省から奨励賞を受賞しました。
多様化する保育ニーズへのさらなる対応を目標に掲げている自治体です。