1. 1. 【年金生活】65歳以上・無職世帯の「貯蓄」は平均いくらか
まずは総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」より、二人以上の世帯のうち、世帯主が65歳以上の貯蓄現在高をグラフでを確認します。
65歳以上の世帯の貯蓄平均は2376万円。しかしより実態に近い中央値は、貯蓄保有世帯で1588万円となりました。
では、65歳以上の無職世帯に絞った貯蓄現在高を確認しましょう。
2021年は2342万円で、2016年からの推移を見ると2000万円以上あるのがわかります。
生活費の不足分や趣味にレジャー、また病気や介護など万が一の時を支えてくれる貯蓄。上記は平均ゆえ、ご家庭により差が大きいでしょう。
できれば生活費で貯蓄を切り崩すのは避けたいところ。実際に生活費はどれくらいかかるのでしょうか。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。