フラット35は民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供する最長35年の全期間固定金利の住宅ローンです。
金利変動のリスクを考えなくていい点や、保証人不要で繰上返済手数料不要な点などがメリットとしてあげられます。
今回はフラット35を選んだ人がどのような理由で選んでいるか、住宅支援機構のデータを元に解説していきます。
フラット35を選んだ理由
2023年6月30日、住宅支援機構が公表した、【住宅ローン利用者調査(2023年4月調査)】によると、フラット35を選んだ理由の割合についてみていきましょう。
複数回答可能となっており、上位の理由は以下のようになっています。
- 今後の金利上昇に備えて予め将来にわたる返済額を確定しておきたかった:55.1%
- 金利が低い:30.8%
- フラット35には建物の審査があるので安心:16.7%
- フラット35S(優良住宅取得支援制度)を利用:16.7%
- 金融機関の勧め:11.5%
- 住宅事業者・販売事業者の勧め:11.5%
「今後の金利上昇に備えて予め将来にわたる返済額を確定しておきたかった」と回答した割合は半数以上となっています。
また、変動金利と比較するとフラット35は金利が高い傾向にありますが、フラット35を選んだ人は「金利が低い」と回答している割合が3割あります。
まとめにかえて
フラット35を選んだ理由で最も多いのは「今後の金利上昇に備えて予め将来にわたる返済額を確定しておきたかった」でした。
フラット35は金利変動のリスクを加味しないでいいので、返済計画を立てやすい点がメリットです。
自分にあった住宅ローンの金利タイプを選んでみてはいかがでしょうか。
参考資料
藤原 悠喜