東証プライムに上場する日本テレビホールディングス株式会社(9404)(以下「同社」という)は、2023年9月21日、連結子会社である日本テレビ放送網株式会社(以下「日本テレビ」という)が株式会社スタジオジブリ(以下「スタジオジブリ」という)を子会社化すると発表した。

2023年9月21日に、日本テレビの取締役会でスタジオジブリの株式取得により子会社化することが決議された。

なお、スタジオジブリも2023年9月21日の取締役会で、日本テレビへの株式譲渡の承認を決議している。

スタジオジブリでは経営を任せられる候補を巡り、様々に検討してきた経緯がある。

その結果、永年にわたり親しく付き合いのあった日本テレビとスタジオジブリの間で話し合いが始まったことに起因する。

日本テレビがスタジオジブリの株式を取得する理由

日本テレビは1985年に「風の谷のナウシカ」(1984年、宮﨑駿監督)をテレビ初放送して以来、映画番組「金曜ロードショー」にてスタジオジブリ作品を放送し続けてきた。

「魔女の宅急便」(1989年、宮﨑駿監督)からは映画製作に出資したのをはじめ、2001年に開館した「三鷹の森ジブリ美術館」の設⽴を⽀援するなど、日本テレビは⻑年にわたってスタジオジブリと歩みを共にしてきた。

スタジオジブリは、国内はもとより、海外でも多くの人に愛される作品を生み出している。この世界に誇るスタジオジブリを、これまで以上に⽀援していくことが、日本テレビグループ全体の企業価値向上に資すると考え、日本テレビはスタジオジブリの株式取得を決定した。

なお、日本テレビは、スタジオジブリの議決権の42.3%を所有することとなり、かつ、スタジオジブリの経営をサポートする契約を締結することにより、スタジオジブリを子会社化する予定である(実質基準)。