LIMOが2022年9月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2021年9月10日)
秋冬野菜の植え付け時期が近づいてきました。ホームセンターにも様々な野菜の苗が揃い始め、この機会に家庭菜園を始めてみようかと考える人もいるかと思います。
実は秋冬野菜には、プランターで育てられる野菜がもりだくさん!「うちには野菜を育てられる広いスペースがないから…」と、家庭菜園を諦めていた人にもおすすめです。
この機会に、秋冬野菜のプランター家庭菜園を始めてみてはいかがでしょうか。
1. ベランダ家庭菜園、秋から育てるおすすめ野菜
今回紹介するのは、コマツナ・小カブの2種類。毎日の食卓にも、常備菜にもできる、これからの季節に大活躍の定番野菜です。
15~16センチメートル程の深さのプランターがあれば、どちらも簡単に栽培できます。土はホームセンターなどで手に入る、野菜用培養土を使えば簡単です。
1.1 コマツナ(10月~12月収穫)
- 参考価格 104円前後
- 苗参考価格 120円前後
- 種参考価格 165~300円程度
ベランダ家庭菜園でおすすめしたいのがコマツナです。炒め物やおひたし、スムージーなど幅広い調理法で活躍する葉物野菜です。プランターでも簡単に栽培できるので、ベランダでも手軽に育てられます。
プランターは、深さ15~20センチメートル程度のものを使いましょう。コマツナの苗が手に入ればそのまま植え付けてしまうのが最も手軽な方法です。一般的にはコマツナは種から栽培する作物なので、今回は種から育てる方法を解説します。
コマツナの種まき(時期)と管理について
種まきには、土に深さ1センチメートルほどの溝を作り、その中に種をまいていく「すじまき」手法を用います。
溝の間隔は15センチメートルほど。種まき用の溝は、1つのプランターに2列作りましょう。溝の中に、パラパラとランダムに種をまいていきます。
種をまき終わったら、溝の両側から土をつまむようにして覆土しましょう。その後、プランターの底から水が出るまでたっぷりと水やりをしてください。発芽するまでは土が乾かないよう意識して水やりをしましょう。
コマツナの発芽、間引きについて
種が発芽したら、次は間引きの作業。双葉が開いたら最初の間引きのタイミングです。芽が3㎝間隔になるように、生育の悪い株を抜いていきます。間引きの1週間後に追肥をし、株の周りを盛り上げるように土寄せをして下さい。
2回目の間引きは、葉が7~8枚になったとき。ハサミで1本おきに株の根本を切っていきます。2回目も1回目同様、間引き後は追肥をして下さい。
コマツナの収穫
コマツナが成長し、高さが20~25センチメートルになったものから、順次収穫していきます。収穫方法は根本をハサミで切るか、株ごと引き抜いてしまいましょう。