3. 現役時代から新NISAやiDeCoなど資産運用の検討を
70歳代の貯蓄と年金を確認しました。
おひとりさまの場合、自分だけの貯蓄と年金収入で暮らしていくことになります。実際には個人によるところが大きいので、まずは老後の収支をシミュレーションしてみることが重要です。
少子高齢化の日本においては、今後も年金の水準が下がる可能性があるので、目安額は定期的に確認する習慣をつけておきましょう。
もちろん、老後に備えるには「健康」でいることも大切です。医療制度があるとはいえ、日常的に通院が必要になれば、その分出費が重なります。
過度な節約で体調を壊すリスクを避けるため、長期間でじっくり老後資金を育てる視点が必要になるでしょう。
例えば私的年金のひとつであるiDeCoや、2024年からはじまる新NISAといった制度を利用して、資産運用をおこなうのも一つです。
iDeCoやNISAは、通常運用の利益に対して約20%かかる税金が非課税になる制度です。新NISAがはじまることにより、長期的な資産形成が可能となりますから、今から情報収集をおこなってみてはいかがでしょうか。
4. 年金だけに頼らず自助努力を
今回は70歳代のおひとりさまの貯蓄と年金事情について見ていきました。
年金だけを頼っての老後生活は、厳しいと感じた方も多いでしょう。
人生100年時代となってきた昨今、老後の生活を豊かに過ごすためにも、年金以外の準備として、早いうちから老後に向けた貯蓄や資産形成などを取り入れていきたいところです。
最近では、資産形成初心者でもはじめやすいつみたてNISAなどもありますので、自身にあった資産形成は何なのか調べることからはじめてみてはいかがでしょうか。
参考資料
大庭 新太朗