2. 70歳代は厚生年金と国民年金をいくらもらっているか
「老後資金」がほとんどないとしても、恒常的に手に入る「年金」が多ければ問題ありません。
では、実際に老後資金の柱となる「公的年金」について、今の70歳代はどれくらい受け取っているのでしょうか。
年金は基本的に2ヶ月に1度だけの支給となり、次回の支給日は10月13日です。
直近の受給額を知るために、厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考に1歳刻みで見ていきましょう。
2.1 70歳代の「厚生年金」1歳刻みの受給額
- 70歳:14万1026円
- 71歳:14万3259円
- 72歳:14万6259円
- 73歳:14万5733円
- 74歳:14万5304円
- 75歳:14万5127円
- 76歳:14万7225円
- 77歳:14万7881円
- 78歳:14万9623円
- 79歳:15万1874円
※国民年金部分を含む
2.2 70歳代の「国民年金」1歳刻みの受給額
- 70歳:5万7405円
- 71歳:5万7276円
- 72歳:5万7131円
- 73歳:5万7040円
- 74歳:5万6846円
- 75歳:5万6643円
- 76歳:5万6204円
- 77歳:5万6169円
- 78歳:5万5844円
- 79歳:5万5609円
厚生年金では14~15万円台、国民年金では5万円台が月額の平均です。
もし国民年金しかないという場合、その水準は生活保護を下回る可能性もあるでしょう。
厚生年金は手厚いというイメージもありますが、14~15万円ともなれば、賃貸住まいや老人ホーム住まいの方には厳しい金額に思えます。
現在のシニアの受給実態だけでなく、ねんきん定期便やねんきんネットをみて自分自身の目安額を把握しておきましょう。