社内では上司や部下との人間関係に悩み、社外では取引先との厳しい交渉が待ち受ける――そんな毎日を過ごす中、何かとストレスがたまりがちな人も多いでしょう。そうしたとき、他の人はどのようにストレス解消に取り組んでいるのでしょうか。40代のビジネスパーソンの声を集めてみました。
車にこもって大声!? 体を使った解消法あれこれ
体を動かすことで気分転換を図るという人は比較的多いかもしれません。
「平日はプールで泳いだり休日はマシンで走ったり」というジム派のほか、「毎朝筋トレをしてプロテインを飲んだら随分気持ちが良くなった」と家でストレス解消と体力アップの一挙両得を狙う人、「一歩足を踏み出すたびに『ありがとう』と心の中で唱えると良いと本で読み、帰宅途上で実践。実際、ありがとうとつぶやくのに夢中で余計なことを考えなくなり、家着くころにはかなり気分転換できた」といった通勤時間を活用している人など、方法や場所もさまざま。
中には「週末に合計50キロくらい走る。フラフラになるくらいの負荷で走るとそのこと自体がストレスなので他のことは吹っ飛ぶ」というような声もありました。
また、心と体をリラックスさせるためにお風呂やシャワーを活用する人もいます。確かに気分転換にはうってつけですね。家のお風呂に限らず「スーパー銭湯に行ってジェットバスに打たれる」「どうしてもキツイときは30分だけ席を外し、会社近くのフィットネスジムに駆け込んでシャワーを浴びる。本当にすっきりする」という人もいました。
一方、大声を出して解消するという人もいます。カラオケが王道かと思いきや、こんな方法を実践している人も。
「家のガレージで車を閉め切り、大声で叫んで発散。でも音漏れしたので、最近は車を走らせながら音楽をかけて大声で歌うようにしている」
食べて解消! スイーツ派? ジャンク派?
食べてストレスを解消するという人も多いようです。
「ストレスがたまった日の夜は、帰り道にコンビニに寄ってお気に入りのアイスクリームを買う。その場で食べてから家に帰るようにしている」といったようなスイーツ派と「ハンバーガーやソースたっぷりのコロッケなどパンチのある食べ物が一番効く」というジャンク派の意見が出てきました。食べてストレス解消と言っても必ずしも高級食材とは限らず、手ごろなものが役立っているのですね。
また、飲みに行って解消する人もいます。グチを肴に同僚と飲んで発散という人の一方で、一人飲みを選択する人も。「一人で飲みに行って、店の人に話を聞いてもらう」という意見からは、気軽に上司や部下に本音を打ち明けられない苦悩も垣間見えます。
(お小遣いの範囲で)モノを買う
服や靴などといった「モノ」を買って発散する、という人もいます。ただ、「使わないものをメルカリに売って、そのお金で新しいものを買うのが本当に楽しみ」「古本屋で昔大好きだったマンガを全巻大人買いして読み漁る」という意見からは、高額なものはそうそう買えないという様子も伺えます。
また、好きなアーティストのライブに行ったり、野球やサッカー、ラグビーをはじめとするスポーツ観戦を楽しんだりすることでストレス解消を試みている人もいるようです。
番外編:そもそも溜めない、元を断つ
「そもそもストレスがあまり溜まらない、溜めないようにしている」という声もありました。溜まらないという人からは「何かちょっと嫌なことがあったとしても一晩寝たらほぼ忘れられる」といった、ストレスに悩む人にすればうらやましいメンタルの持ち主も。
「ストレスの元を自ら断つ」という積極派もいました。「一時しのぎだと結局負担が変わらない。ストレスの元になっている案件を解決するのが一番のストレス解消法」というのがその根底にあるようです。「それができないからストレスが溜まるんだよ」という声も聞こえてきそうですが、ある意味真理を突いた考え方だといえるかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか? やはり身近で簡単にできる方法を実践している人が多いようです。みなさんは、ストレス解消法を何か試しておられますか?
LIMO編集部