過去の同月に公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。 (初公開日:2020年9月26日) |
これから就職する学生さんにとって、初めてのお給料は今からの楽しみではないでしょうか。もちろん初任給だけで就職先を判断するわけではないと思いますが、社会人になるモチベーションを保つためには大事ですよね。
ところで、「公務員」や「会社員」の初任給って、具体的にはいくらぐらいなのか知っていますか?
1. 同じ公務員でも違う?国家公務員と地方公務員の初任給
公務員の初任給はどれくらいなのか、まずは国家公務員から見てみましょう(※1)。
1.1 国家公務員
総合職(大学院卒):21万3,000円
総合職(大学卒):18万6,700円
一般職(大学卒):18万2,200円
一般職(高校卒):15万600円
※諸手当は含まず
(※1)人事院勧告「国家公務員の初任給の変遷(行政職俸給表(一))」人事院
なんと大学院卒の総合職と高校卒の一般職とでは、5万円以上も差がありました。同じ国家公務員でも、学歴によって初任給は大きく異なることが窺えます。
それでは、地方公務員の初任給はどうなのでしょう?団体区分ごとに紹介します。(※2)
1.2 一般行政職(都道府県)
大学卒:18万4,574円
短大卒:16万4,190円
高校卒:15万627円
1.3 一般行政職(指定都市)
大学卒:18万643円
短大卒:16万533円
高校卒:14万7,807円
1.4 一般行政職(市)
大学卒:18万1,597円
短大卒:16万2,159円
高校卒:14万9,558円
一般行政職(町)
大学卒:17万9,295円
短大卒:16万275円
高校卒:14万8,021円
※諸手当は含まず
(※2)「平成30年 地方公務員給与の実態」内「第2 統計表 [附帯調査関係] 初任給基準関係 第12表」総務省
大きな団体になるほど初任給は高くなる傾向にありますが、それほど差はありません。大学卒であれば18万円前後、高校卒であれば15万円前後で、学歴による差は3万円程度でした。
また国家公務員と地方公務員の初任給を比較すると、若干ですが国家公務員のほうが高いという結果になりました。