【業種別株価動向】石油・石炭製品株、鉱業株、情報・通信業株が高い上昇率

市況関連株に買いが入った相場展開

株式市場では業種別(セクター別)株価指数動向を見ていくと、株式市場動向をさらに深く理解することができる。ここでは東証33業種に関して1週間(2017年11月17日から11月24日)の株価動向を振り返る。

業種別振り返り-市況関連株に買いが入った1週間

今週は、石油・石炭製品株、鉱業株、情報・通信業株を始め、24業種が上昇。空運業株、陸運業株は変わらず。

米WTI原油先物価格高を背景に、JXTGホールディングス(5020)や昭和シェル石油(5002)などの石油・石炭製品株、国際石油開発帝石(1605)や石油資源開発(1662)などの鉱業株が買われた。

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また、一部証券会社が目標株価を引き上げたソフトバンクグループ(9984)も値を上げた。

一方、保険業株、医薬品株、不動産業株を始め、7業種が下落。

一部証券会社が目標株価を引き下げたMS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725)は下落。ディフェンシブ色の強い武田薬品工業(4502)、アステラス製薬(4503)などの医薬品株も値を下げている。

また、これまで好決算で買われていた三井不動産(8801)、三菱地所(8802)などの不動産株は利益確定と思われる売りに押された。

今後のマーケット見通しの注目点

今週は、米国を始めアジア・欧州株に買いが継続したことを受け、東京株式市場も続伸となった。今期中間決算発表を通過した中、通期予想を上回る内容の企業も散見されており、改めて好業績・好実態の企業に関心が集まった。

こうした中、来週以降も来期業績見通しを見据えた上で、個別物色の強い相場展開となりそうだ。

出所:SPEEDAおよび東証で取得したデータをもとに筆者作成

岡野 辰太郎

ニュースレター

岡野 辰太郎

1976年生。大学在学中、マイクロソフトのインターンシップへ参加。
横浜国立大学大学院卒業後、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社の投資ストラテジストとして、リサーチ業務に従事。
同社退社後、Webサービスの開発・運営を行う株式会社アーブを設立。モノづくりのクラウドファンディング「SpotLight(スポットライト)」を運営中。