10月からNHK受信料が値引きへ。いくら引き下げられる?
2023年10月からNHKの受信料が「1割値下げ」されるとともに、支払い方法によって異なる受信料額の差がなくなります。
具体的な「現行制度の受信料(2023年9月30日まで)」と「新制度(2023年10月1日以降)の受信料」は【一覧表】のとおりです。
現行制度の場合は、支払い方法によって金額に差が生じていましたが、新制度では受信料額が一本化されます。
さらに、2023年10月1日以降からは受信料が1割値下げされており、衛星契約では月額「220〜270円」、地上契約では最大で月額「125〜175円」の値下げとなります。
2023年4月からの改正で未納者に割増金が発生?
2023年10月よりNHK受信料が値引きがされて嬉しいと感じる一方で、2023年4月から未納者に対する割増金の改正も行われています。
2023年4月より受信規約が改正され、受信料の割増金に関する規約を現行よりも詳細な定義としました。
規約の改正により、割増金が徴収されるケースは下記3つです。
- 放送受信契約の解約の届け出の内容に虚偽があったとき
- 受信料免除の申請書に虚偽の記載があったとき
- その他放送受信料の支払いについて不正があったとき
上記のケースに該当する場合は、正規の受信料の2倍となる受信料額が割増金として請求されることになるため、「正規の受信料の2倍+通常の受信料」を支払わなければいけなくなります。
テレビといった受信機を設置した場合、該当月の翌々月の末日までに、受信契約に関係する書類を提出する必要があります。
正当な理由なく受信契約の書類提出が遅れてしまうと、割増金として2倍の受信料が加算されるため、気をつけましょう。