【熱中症情報/総務省消防庁】救急搬送状況

年齢区分

2023年8月7日~8月13日の熱中症による救急搬送者の年齢区分の構成は以下の通りです。

  • 乳幼児(生後28日以上7歳未満):55人(0.8%)
  • 少年(満7歳以上18歳未満):634人(8.7%)
  • 成人(満18歳以上65歳未満):2339人(32.2%)
  • 高齢者(満65歳以上):4238人(58.3%)

初診時における傷病程度別

初診時における傷病程度の構成は以下の通りです。

  • 死亡:10人(0.1%)
  • 重症(長期入院):148人(2.0%)
  • 中等症(入院診療):2207人(30.4%)
  • 軽症(外来診療):4777人(65.7%)
  • その他(医師の診断がない、傷病程度が不明など):124人(1.7%)

発生場所

発生場所の構成比は以下の通りです。

  • 住居:3268人(45.0%)
  • 仕事場1(道路工事現場、工場、作業所など):644人(8.9%)
  • 仕事場2(田畑、森林、海、川など、農・畜・水産作業者のみ):130人(1.8%)
  • 教育機関:169人(2.3%)
  • 公衆(屋内):630人(8.7%)
  • 公衆(屋外):937人(12.9%)
  • 道路:1128人(15.5%)
  • その他:360人(5.0%)

【熱中症情報/総務省消防庁】リスクを下げるための対策

熱中症は「気温が高い、湿度が高い、風が弱い」などの環境だけでなく、「汗が出ない、皮膚から逃げる熱が少ない、活動で体温が上昇する」といった体の変化や、「激しい運動、長時間の屋外作業、水分不足」などの行動も発症の要因となります。

リスクを下げる対策としては、「涼しい服装を心がける」「日傘や帽子で直射日光を避ける」「こまめに水分や塩分を補給する」「エアコンなどで室内の温度を調整する」などが挙げられます。

また、体を暑さに慣れさせる「暑熱順化」も対策として有効なので、本格的な暑さが到来する前に軽めの運動などの行動を習慣化するのもよいでしょう。

参考資料

大蔵 大輔