株式投資をする上で、配当金の動向や株主優待の内容を起点に買う株を選ぶ人もいらっしゃるのではないでしょうか。

確かに、実際に配当金が振り込まれたり、優待ギフトが送られてきたりすると、株式投資のリターンを実感しやすいものです。

しかし、株式投資では「株価の値上がり・値下がり」もリターンに大きく影響を与えます。

今回はソフトバンクグループ(9984)について、「1年前に100株を買った人の、本当のリターン」を振り返っていきます。

それではまず、配当金について見ていきましょう。

ソフトバンクグループの配当金のリターンはいくらか

ソフトバンクグループの株式を1年前に買い、持ち続けたとすると、2023年3月期の中間配当と期末配当の計2回を受け取ることができます。

ソフトバンクグループ株式会社「2024年3月期 第1四半期 決算短信」

ソフトバンクグループ株式会社「2024年3月期 第1四半期 決算短信」

 

なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。

今回の検証では、以下のような想定となります。

・株式の取得日:2022年8月10日
・株式の取得価格:5315円(取得日の終値)
・2023年3月期・中間配当:22円
・2023年3月期・期末配当:22円
・100株ベースの配当金のリターン:4400円

以上、配当金のリターンについて振り返ってきました。