猛暑が鳴りをひそめ、例年の夏らしい天候になってきたイタリア。観光客もバカンス中のイタリア人も、ほっと一息といった空気が漂っています。

コロナによる規制が撤廃され、観光地のお土産屋さんにも賑やかな光景が戻っています。旅行にはつきもののお土産は、近年はごく親しい人だけに、あるいは自分用にと買っていく方が増えたのではないでしょうか。

大事な人に贈るイタリアならではのお土産を、在住者が紹介します。

1. イタリア生まれのチョコレート、ジャンドゥーヤ

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イタリアとチョコレートの組み合わせは意外と思われるかもしれません。実際には、イタリアにはチョコレートのメーカーがたくさんあります。最も有名なバーチチョコから、高級ブランドのヴェンキまで。価格帯もさまざまです。

チョコレートの種類のひとつに「ジャンドゥーヤ(gianduja)」があります。ジャンドゥーヤはイタリア生まれのチョコレートで、とろけるようなまろやかさが特徴です。

その昔、ナポレオンが海上封鎖をしてカカオが足りなかった時代がありました。北イタリアのピエモンテでは、特産のヘーゼルナッツをチョコレートと混ぜてペーストにし、新しいチョコレートを開発したのです。

スーパーに行けばたいてい一種類はあるジャンドゥーヤ、横長の三角柱が特徴です。メイド・イン・イタリーのおいしさを、ぜひお土産にしてみてください。

2. パルミジャーノチーズは長期熟成タイプを

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イタリアは、世界でも有数のチーズ生産大国。日本でもよく知られたゴルゴンゾーラチーズをはじめ、ご当地でしか購入できない多種類のチーズがあふれています。

イタリアが誇るチーズ代表といえば、やはりパルミジャーノチーズでしょうか。パルミジャーノチーズは、1kgの生産に要する牛乳が14リットル!

栄養がギュッと詰まったチーズとして、イタリアでは日常食であり、体調が悪いときのエネルギー源でもあります。「北イタリアの霧がおいしさの秘密」と言われるなど、ミステリアスな面もあります。

モッツァレラチーズやマスカルポーネなど、フレッシュチーズはお土産にはできません。しかしパルミジャーノチーズのような熟成タイプならば、日本へのお持ち帰りが可能。

24か月熟成タイプや36か月熟成タイプもあり、奥深い味わいは誰にでも喜ばれます。帰国後にイタリアの味を思い出したい時には、おすすめのお土産です。