沢木耕太郎による紀行小説「深夜特急」。バックパッカーを中心に愛され続けている名作です。今Twitter上では、「深夜特急」を読んである料理に憧れ、その夢をついに叶えたツイートが話題になっています。

投稿したのは、Twitterユーザーの海渡まどかさん(@mdroming)。

当ツイートは2023年7月29日時点で約9400件を超えるいいねを集めており、「もう10年以上前になりますが、私も食べにいきました」「羨ましい!」「これマジで美味しいですよね」といったコメントが寄せられています。

※ツイート写真は【写真2枚】をご参照ください
※今回紹介するツイートは、投稿者様の許可を頂いております

炭火でじっくり焼かれた鯖は絶品

「大学生の頃に深夜特急のトルコ編で読んでから、ずっと憧れていたイスタンブールの鯖のサンドイッチを遂に食べられた。橋の下でじっくり炭焼きしてくれる鯖は文句なしに本当に美味しくて、ずっと旅をしてきたご褒美のような味がした。沢木さん、私もここまで来られました」というコメントともに投稿されたのは、3枚の写真でした。

そこに映っているのは、イスタンブールで撮影された鯖のサンドイッチと、その屋台。生地にトマトやレタス、玉ねぎなどを乗せ、そこに鯖を乗せてぐるっと巻いたスタイルのサンドイッチです。

地元民や他の旅人から「屋台が美味しいよ」

今やイスタンブールの名物の一つとなっている鯖サンド。ボスポラス海峡を結ぶガラタ橋周辺には海鮮のレストランが立ち並び、どこも目玉商品として鯖サンドを掲げているそうです。

しかし投稿主の海渡さんは、事前に地元民や他の旅人など、いろいろな人から「屋台が美味しいよ」と聞いていたため、鯖サンドの屋台を探して歩いたのだといいます。

そこで出会ったのがこちらの屋台。ほかの店は派手な看板や小洒落たテーブル席が目立っていたのに対し、こちらは魚用発泡スチロールを積み上げただけの台の上。注文が入ってから一匹ずつ魚を焼いており、しかもメニューは鯖サンド一つのみだったため「こんな出立ちの店が美味しくないはずがない!」とここに決めたそうです。