オリエンタルランドのリゾート40周年を記念した新サービスと変動価格制の価格変更

新たな施策により、選択肢の提供による体験価値の向上と⼊園者数の平準化を目指す。

オリエンタルランドの「東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパス」の導⼊

短い待ち時間でパークの⼀部アトラクションをご利⽤いただける期間限定のサービス「東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパス」を導入する。詳細は以下のとおりである。

  • 導⼊⽇︓2023年7⽉26⽇
  • 価格︓無料
  • 取得⽅法 ︓パーク⼊園後、東京ディズニーリゾート・アプリから
  •       体験したい対象アトラクションを選択する
  • 対 象 ︓東京ディズニーランド、東京ディズニーシー各7つ、
  •            2パーク合計14のアトラクション

オリエンタルランドの変動価格制の価格変更

「東京ディズニーランド®」および「東京ディズニーシー®」の両パークでは、快適なパーク環境をゲストに提供できるよう、1 日あたりの入園者数上限を新型コロナウイルス感染症流行前よりも引き下げている。
また平日や休日、時期などの繁閑差を年間を通じて最小限にするため、異なる価格帯のチケットを販売している。

10月1日入園分から、チケットの価格帯を増やし、価格幅を広げてきめ細やかに価格設定することで、平準化をより推進する。また、ゲストがパーク来園を計画する際に、より幅広い選択肢から選ぶことができるようにしていく。

オリエンタルランドの業績予想

当第2四半期(累計)および通期の連結業績予想を据え置いた。

第2四半期以降はテーマパーク⼊園者数のボリュームゾーンであり、通年の業績に与える影響が⼤きい。
そのため、第2四半期の状況を⾒極めたうえ、より精度の⾼い業績予想として開⽰したい、というのが同社が業績予想を据え置いた理由である。

オリエンタルランドの配当

同社は2023年4月1日に、株式1株につき5株の割合をもって株式分割を行っている。

剰余金配当は、中間配当は1株当たり4円(株式分割前の20円に相当)、期末配当は1株当たり5円(株式分割前の25円に相当)、年間で前期より高い9円(株式分割前の45円に相当)を予想する。

オリエンタルランドの株価

2024年3月期第1四半期連結決算の発表前となる、2023年7月28日の終値は5462円であった。
年初来高値は2023年6月29日の5756円である。
当第1四半期の好決算を受けて、株価がどのように変動するか注視したい。

参考資料

石川 貴康