「人生100年時代」の足音が近づくいま。働き盛りの現役世代が、長い老後を乗り切るためには、公的年金以外の老後資金の準備が必須であると言えるでしょう。

iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)は、節税メリットを受けながら老後資産の形成ができる私的年金制度。

iDeCoの利用にあたっては金融機関の口座が必要となりますが、ネット証券最大手のSBI証券を検討している方は多いのではないでしょうか?

今回はSBI証券の口座でiDeCoを利用するメリットや向いている人の特徴を紹介します。

MeChoice編集部厳選!iDeCoの運用におすすめの証券会社で口座開設をする

この記事を読んでわかること

  •  SBI証券でiDeCoを運用するメリット
  •  SBI証券のiDeCoに向いている人の特徴
  •  SBI証券で運用したいおすすめ銘柄3選

iDeCoとは

まずはiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)の内容をおさらいしましょう。

iDeCoは節税メリットを受けながら老後に必要な資産を形成できる私的年金です。

毎月5000円から任意の掛金を拠出して投資信託などの金融商品を運用します。

掛金と運用によって得られた利益は60歳以降に年金などの形式で受け取れるしくみです。

出所:iDeCo公式サイト

iDeCoにはさまざまな節税メリットが用意されています。

<iDeCoの節税メリット>

  • 毎月の掛金が全額所得控除の対象となる(所得税・住民税が安くなる)
  • 運用による利益は非課税(通常、投資の利益には約20%の税負担がかかる)
  • 掛金と運用益の受取金額も控除の対象になる

とりわけ掛金が所得控除の対象となる点は大きなメリットとなるでしょう。

所得税や住民税を圧縮できるので、税負担を重く感じている自営業や会社員の方はぜひ取り組みたいところです。

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SBI証券でiDeCoを運用するメリット

iDeCoの利用には金融機関での口座開設が必要となります。

数多くの金融機関がiDeCoの口座を提供していますが、なかでもネット証券最大手のSBI証券を検討している方は多いのではないでしょうか?

以下では、15年の運営実績と加入者NO1を誇るSBI証券(iDeCo)のメリットを紹介していきます。

また、SBI証券以外のおすすめ証券会社も紹介するのでぜひ参考にしてください。

1. 手数料が安い

iDeCoの利用には各種手数料がかかりますが、なかでも毎月かかる口座管理手数料には注意が必要です。

口座管理手数料は金融機関によって異なり、安いところでは200円程度である一方、400円以上に設定されているところもあります。

SBI証券の口座管理手数料は毎月171円と業界最安水準に設定されています。

iDeCoの利用にあたって毎月のコストをなるべく減らしたいのであれば、SBI証券は積極的に検討したいところです。

2. 豊富な商品ラインナップ

iDeCoで運用できる金融商品の数やラインナップは金融機関によって異なります。

SBI証券では計35本をラインナップしており、多種多様な投資信託を取り扱っています。

低コストが魅力のインデックスファンド「eMAXIS Slimシリーズ(三菱UFJ国際投信)」も取り扱っているため、初心者でも取り組みやすいでしょう。

<主要証券会社のiDeCoラインナップ>

証券会社名

取り扱い本数

SBI証券

35本

楽天証券

30本

松井証券

31本

マネックス証券

27本

auカブコム証券

22本

大和証券

22本

野村證券

25本

SMBC日興証券

27本

イオン銀行

22本

※2023年7月時点

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SBI証券のiDeCoの評判は?

Tatiana Popova/shutterstock.com

SBI証券のiDeCoはどのような評判を得ているのでしょうか?

ここからはSBI証券のiDeCoに関する良い口コミと悪い口コミを紹介します。

良い口コミ

  • SBI証券は楽天証券と比べても商品ラインナップが充実してるね。SBIなら人気の「eMAXIS Slimシリーズ」が買えるよ
  • SBI証券のiDeCoのおすすめポイントは投資銘柄が豊富なところ!
  • SBI証券のiDeCoは手数料が最安クラスなのが魅力ですよ

SBI証券のiDeCoに関する口コミとしては手数料の安さや商品ラインナップの豊富さを高く評価するものが見られました。

悪い口コミ

  • SBI証券だと全世界株式がない。代わりに全世界株式(日本を除く)を運用してる

SBI証券のiDeCoに関する悪い口コミには、全世界株式がラインナップされていないことを指摘するものが見られました。
全世界株式とは世界中の株式に投資する投資信託のことです。

一方、全世界株式(日本を除く)は日本以外の全世界の株式に投資する投資信託です。

ただし、SBI証券には「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」など、日本株に幅広く投資する投資信託もラインナップされているので、両者を併用することで全世界をカバーした運用ができます。

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SBI証券のiDeCoに向いている人の特徴

MarutStudio/shutterstock.com

ここまでの内容をまとめると、SBI証券は以下のような方に向いていると言えるでしょう。

  • iDeCoを活用して多様な商品を運用したい方
  • 毎月かかるコストをなるべく抑えたい方
  • コスト重視・ラインナップ重視ならSBI証券を中心に検討することをおすすめします。

SBI証券以外でおすすめの証券会社3選

SBI証券の利用を検討するなかで「ほかの証券会社も見ておきたい」という方もいるでしょう。

ここではSBI証券以外のおすすめ証券会社を3社ピックアップして紹介します。

いずれもSBI証券とは違った魅力があるので、積極的に検討してみてください。

※各データは2023年7月時点のものになります。

楽天証券

楽天証券は新規加入者数3年連続NO1に輝いた人気証券会社です。

商品ラインナップは「楽天証券経済研究所」が厳選した32本。

世界の約8800銘柄に投資できる人気ファンド「楽天全世界株式インデックスファンド」をはじめ、以下のような商品が運用できます。

  • たわらノーロード先進国株式
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド

毎月かかる口座管理手数料も業界最安水準となる171円です。

マネックス証券

マネックス証券は「2023年 オリコン顧客満足度®ランキング」の「iDeCo 証券会社」で4年連続1位を獲得している実力派です。

iDeCoを利用する場合は適切な運用商品選びが大切になりますが、マネックス証券ではiDeCo人気商品ランキングを発表することで利用者の商品選びをサポートしています。

また、iDeCo専用のロボアドバイザーも用意しており、利用者は5つの質問に答えるだけで最適な運用プランを提案してもらえます。

iDeCo専門のオペレーターが対応してくれる問い合わせダイヤルも魅力です。

松井証券

松井証券はサポート体制が高く評価されている証券会社です。

HDI-Japan(ヘルプデスク協会)が主催する「2022年度問合せ窓口格付け(証券業界)」では、「問合せ窓口」と「webサポート」の両部門で12年連続の「三つ星」(最高評価)を獲得しています。

iDeCo専用の問い合わせ窓口として「iDeCoサポート」も設置しており、専門のオペレーターが対応にあたってくれます。

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SBI証券で運用できるおすすめ銘柄3選

ITTIGallery/shutterstock.com

SBI証券のiDeCoでは多様な商品がラインナップされているため、どれを運用するかで迷う方もいるでしょう。
ここではSBI証券のiDeCoでおすすめの運用商品3選を紹介します。

  • 三菱UFJ国際-sMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
  • ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

三菱UFJ国際-sMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

低コストファンドのシリーズで知られるeMAXIS Slimシリーズの投資信託です。

日本以外の全世界の株式に投資する商品となっています。

すでに日本株を運用している方や日本株以外の全世界の株式に幅広く分散投資をしたい方におすすめです。

ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

日本を除く主要先進国の株式に分散投資する投資信託です。

先進国は新興国に比べるとカントリーリスクが低く、値動きが安定しています。

そのため、比較的ローリターンであるものの、リスクの低い運用を期待できます。

長期的に安定した運用を期待する方におすすめです。

※カントリーリスクとは、投資先の国・地域におけるクーデターや災害等によって相場や金融商品の価格が変動するリスクのことです。

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

アメリカを代表する500社で構成される株価指数「S&P500」に値動きを連動させる投資信託です。

米国株に幅広く投資したい方におすすめです。

参考資料

まとめ

  •  SBI証券のiDeCoは手数料が業界最安水準
  •  商品ラインナップが豊富な点も魅力
  •  SBI証券以外なら楽天・松井・マネックスも検討したい
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