暑さに強く夏から秋にかけて長い期間花を咲かせる多年草のエキナセア。
強い日差しにも負けずつぎつぎと花を開き、夏の庭を華やかに彩ってくれます。
今回は夏花壇の主役となるエキナセアの育て方や、オススメの品種を紹介します。
夏の庭を彩る多年草エキナセアの魅力4つ
〈魅力その1〉品種やカラーバリエーションが豊富
エキナセアにはプルプレアのほか、パラドクサ・シムラータ・パリダなどの品種があります。そのなかでもプルプレアはとくに品種や花色のバリエーションが豊富。
盛んに品種改良され、花姿や色合いなどさまざまな園芸種が登場しています。
〈魅力その2〉存在感のある大きな花
花の大きさは7~10センチほど。背の高いものは1メートル以上伸びる品種もあります。色鮮やかな花がパッと咲くと存在感バツグンで、庭の主役にピッタリ。
花の寿命が長く2週間近く咲き続けるので、切り花にして長い間飾れるのもうれしいところです。
〈魅力その3〉耐暑性があり強健な性質
暑さに強く真夏の炎天下でも元気に花を咲かせます。花が少なくなる夏の庭を、明るく華やかに彩ってくれる強い味方。
病害虫の心配も少なく、こまめに世話をする必要もありません。
〈魅力その4〉花姿の変化が楽しめる
咲き始めの花弁は上向きに広がり、咲き開くにつれて長い花弁を下垂させます。咲き終わりは花弁を落とし、丸い中央部分だけに。
夏から秋にかけて、1つの花がさまざまな姿に変化する様子も魅力的です。
エキナセアの育て方〈4つのポイント〉
〈ポイント1〉栽培環境
光がタップリ当たる明るい場所を好みます。蒸れに弱いので水はけや風通しのよいところで育てましょう。鉢植えでも栽培可能です。
〈ポイント2〉水やり
多湿を嫌うので水やりは控えめに。地植えは夏に晴天が続いたときのみ水やりする程度で大丈夫です。鉢植えも過湿にならないように、土の乾き具合を確認してから水を与えましょう。
〈ポイント3〉肥料
肥料は植え付け時の元肥として緩効性化成肥料を施しておけば、あとはとくに追肥する必要はありません。花数か減ってきたときは、春や秋に少量の追肥を施しましょう。
〈ポイント4〉花ガラ摘み
咲き終わった花は、種を採る予定がなければ摘み取っておくのがオススメ。花姿の変化を十分楽しんだあとは、花茎を付け根から切り取りましょう。