【医療・福祉業界の最新給料事情】30歳代の賃金はいくらか、男女間の格差もチェック
厚生労働省データから各産業の年齢別賃金を分析
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【医療・福祉業界の最新給料事情】全産業平均の賃金は前年比1.4%増
厚生労働省が2023年3月17日に発表した「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、国内の一般労働者(短時間労働者以外の常用労働者)の月額賃金は31万1800円で、前年比1.4%増でした。1%を超える増加は2015年以来、7年ぶりとなります。
男性だけでみると34万2000円で前年比1.4%増、女性だけでみると25万8900円で2.1%増。女性の賃金は男性より伸びているものの、まだ金額では大きな開きがあることが分かります。
男女別の賃金カーブをみると、女性は男性に比べて加齢に伴う賃金の上昇が緩やかになっています。20歳代時点ではそこまでの差はありませんが、ピーク時(55~59歳)で比較すると男性の41万6500円に対して、女性は28万円で13万6500円もの格差が生じています。
執筆者
1990年生まれ。福岡県福岡市出身。明治大学文学部史学地理学科卒。2023年に株式会社モニクル傘下の株式会社ナビゲータープラットフォームに入社。ナビゲータープラットフォーム入社前は株式会社BCNで、デジタル生活を応援するランキング情報誌「BCNランキング」、流通業界特化の専門紙「BCN RETAIL REVIEW」、家電・グルメ・マネー・ヘルスケア・ライフスタイルの最新トレンドを発信するニュースサイト「BCN+R」、法人向けIT業界特化の専門紙「週刊BCN」などの媒体で編集・記者として10年間活動。業界のキーパーソンを数多く取材し、1000本以上の記事を執筆する。専門領域はPC、スマートフォン、オーディオ、IoT、EC、キャッシュレス、家電量販店、ディスカウントストアなど。定量的なデータに基づく正確な市場分析とユーザー目線の忖度のないレビューを得意とする。
最終更新日:2024/04/15