蒸し暑い天気が続き、家の中にいてもエアコンをかけておかないと、なかなか生活がしにくい日々が続きますね。夜もエアコンをつけておかないと熱中症になる可能性もあり、今後の電気代が気になるところ。

日頃の光熱費を抑えようとやりくりしている世帯にとって、今の気候は天敵のような存在ですね。

そしてこの光熱費や生活費のやりくりは働く世代はもちろんながら、年金で生計を立てている世代の方にとっても、簡単にやり過ごせる問題ではないでしょう。

最近のデータによると、65歳以上の単身シニア世帯の月の生活費の平均は15万5495円(家計調査)となっております。つまり一般的な老後の一人暮らしには「15万円程度は必要」と考えることができます。その場合、年金の収入で賄える方はどの程度いるのでしょうか?

今回は、今のシニア世代の年金事情を「男性」に絞ってみていきましょう。

1. 日本の公的年金「国民年金・厚生年金」の仕組み

日本の年金制度は国民年金と厚生年金の2種類で構成されており、いわゆる「2階建て」構造になっています

この年金制度の仕組み上、就業形態などによって加入する年金種類は異なります。したがって受け取る年金にも個人差が出てきます。

一般的には厚生年金に加入している方の年金額は、国民年金のみを受け取る場合よりも手厚くなります。そのため、まずはご自身がどちらに当てはまるのか確認しておきましょう。