1. 【オリエンタルランド(4661)】客数増加・客単価増加による業績回復

2023年4月27日に発表された2023年3月期通期決算では、売上高が前年同期比+75.2%の4831億円に。営業利益では前年の77億円の黒字から1111億円への大幅増益を達成しております。

オリエンタルランド業績回復をけん引したのは東京ディズニーランドおよびシーによるテーマパーク事業で、入場者数が前年1205万人から2209万人に増加。

さらに、客単価の指標となるゲスト1人当たり売上高も1万4834円から1万5748円に上昇しています。

客数増はコロナ禍からの回復が一段と加速したことが主因となっています。また、客単価については一部アトラクションの有料チケットである「ディズニー・プレミアアクセスの導⼊」や入園料の値上げなどが奏功しています。

2. 【オリエンタルランド(4661)の株価】2023年3月期、2024年3月期の連続増配も上昇要因か

同社では次期もさらに業績が拡大すると見込んでおり、売上高では2023年3月期の4831億円から5439億円へ増収を予想しています。

このようななかで、配当についても2023年3月期が40円で増配に。次期は9円ですが、4月1日に1株→5株への株式分割を実施したため、分割前の水準では45円と同等となり、実質的な増配継続を見込んでいます。

こうした積極的な配当政策も、同社の株価を下支えする要因となったと考えられます。

3. 株式分割完了後もオリエンタルランドの株価上昇は継続

オリエンタルランドは2022年12月27日に1株を5株に分割する株式分割を行うことを発表。

実施日は2023年4月1日となっていました。オリエンタルランドの株価は2022年12月30日時点で2万円に迫っており、1単元(100株)購入するには200万円近い金額が必要な計算に。資産規模の小さい投資家には手を出しにくい株になっていました。

今回5株に分割したことで、たとえば2023年7月18日の終値であれば約54万円ほどで株が購入できるようになり、以前よりは個人投資家でも購入しやすい水準となったのです。

オリエンタルランドは株主優待がディズニーリゾートの優待券となるなど、個人にメリットのある株価でもあります。

そのため、今回の分割は個人投資家の需要を呼び込むとの見方から、株価の下支え要因になったと思われ、同社の株価は年初来力強い上昇が継続したと考えられます。

ただし、前述の好業績や増配などポジティブな材料が多かったこともあり、分割完了後も利益確定の売りなどは限定的で、足元に至るまで上昇トレンドが継続していると思われます。