夏休みシーズンに突入し、地域間の人の往来が盛んになってきました。2023年の夏は、どこか遠くへ旅行したいと考えている方もいるのではないでしょうか。

旅先で意外と違いを感じるのが、現地の鉄道ルール。日本国内ならどこも同じかと思いきや、車両の特徴やICカードの残高不足による入場の可否など、ちょっとした違いがあります。

そこで今回は、関東の人が戸惑う関西の鉄道ルールをいくつか紹介。2023年夏の関西旅行で鉄道を利用する方は、ぜひ最後までご覧ください。

関西の駅に到着したら戸惑うエスカレーターの立ち位置

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駅に限った話ではありませんが、エスカレーターで立ち止まる位置は関東と関西で異なります。関東では左側、関西では右側に立ち止まるのが一般的です。

新幹線ホームから在来線ホームへ行くエスカレーターを使うとき、いつもと違う立ち位置になるため「関西に来たんだなぁ」と思えるかもしれませんよ。

なお、安全面を考慮して近年ではエスカレーターは2列で立ち止まることが推奨されています。

ちなみに、京都では国内外各地から観光客が来るためか、前の人の立ち位置に合わせて開ける通路を変えることもしばしば。前の人が右に立っていたら自分も右、前の人が左に立っていたら自分も左と、その場その場で立ち位置を変えることもあります。

急ぎの場合は便利!ICカード残高が1円あれば入場できる

関東の場合、初乗り運賃相当の残高がICカードに入っていないと、「ピンポーン」と音を立てながら改札のゲートが閉じてしまいますよね。しかし関西では、ICカード残高が1円でもあれば入場することが可能です。

関西では目的の駅に到着し、改札を出る前に精算機・チャージ機で残高を増やせばOK。急いでいる時や、電車の本数が少なくて乗り遅れたくない時などは関西の方が便利そうです。