日本の平均年収は443万円

最後に国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」より、日本の平均年収を確認しましょう。

【図表7】

出所:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」

日本の平均年収と給与所得者数(令和3年)

全体:5270万人・443万円

  • 男性:3061万人・545万円
  • 女性:2209万人・ 302万円

上記は日本の平均年収と給与所得者数ですが、全体をみると日本の平均年収は443万円です。

業種別の平均年収も確認しましょう。

【図表8】

出所:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」

業種別の平均年収トップ5

  1. 電気・ガス・熱供給・水道業:766万円
  2. 金融業・保険業:677万円
  3. 情報通信業:624万円
  4. 学術研究・専門・技術サービス業、教育・学習支援業:521万円
  5. 製造業:516万円

【図表8】の業種別の平均年収を確認すると、1位は「電気・ガス・熱供給・水道業:766万円」となっており、「金融業・保険業」「情報通信業」などと続きます。

低い順にみると「宿泊業・飲食サービス業」260万円、「農林水産・鉱業」310万円となっており、業種による差の大きさがわかります。

まとめにかえて

大手自動車メーカー3社の平均年収は、日本の平均年収を大きく上回りました。

今回見たように、年収は年代や業種、職種、会社規模などによって大きく異なるものです。就活や転職の際には、こういった傾向も把握したいですね。

今回のように公開情報を活用することで、年収などについて正確な情報を把握することができるでしょう。

参考資料

宮野 茉莉子