民家が並ぶ日常風景に突如現れた「ピンク色の煙」が、ツイッター上で大きな話題となっています。
投稿したのは、新鮮な鮮魚や自家製の粕漬を販売している、大川魚店のツイッターアカウント(@ookawauoten)。
当ツイートは、2023年7月2日時点で10.4万件を超えるいいねを集めており、「ど、どういうこと!?」「特撮の爆発みたい」「桜でんぶの工場が爆発した?」など、驚いたという反応が多数寄せられています。
※ツイート写真は【写真2枚】をご参照ください
※今回紹介するツイートは、投稿者様の許可を頂いております
【福島県】話題となった「ピンク色の煙」
「お店から見た様子です」というコメントとともに投稿されたのは、晴れた昼の住宅街を収めた1枚でした。
のどかな日常の風景…かと思いきや、奥のほうにはド派手な「ピンク色の煙」が…。日常と非日常のコントラストが効いており、思わず驚いてしまう写真となっています。
リプライでは、「特撮の撮影」や「ピンク色の染料を使っている工場の事故」などの憶測が飛び交っていましたが、一体何だったのでしょうか。
福島の復興願う花火のプロジェクト
鮮やかなピンク色の煙が昼の青空を染め話題となった、今回の出来事。実はこれ、中国出身で福島県を「第二の故郷」と語る、芸術家の蔡国強さんによるアートプロジェクトだったのです。
このプロジェクトでは、東日本大震災で大きな被害を受けた福島県で、鎮魂と復興への祈りが込められた4万発の花火が打ち上げられました。「満点の桜が咲く日」と題されており、ピンク色なのは桜をイメージしているからだったようです。
話題となった写真を見ても分かるように青空にピンク色が映えて、とても美しい。ただ、プロジェクトの存在を知らなかった人は驚いたようで、地元住民からは「爆発かと思った」として、消防への通報が相次いでしまったのだとか…。