iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドはブラックロック・ジャパンのインデックスファンドです。
米国の株式市場を投資対象としている銘柄です。2023年4月28日時点で純資産総額は183.08億円を突破しています。

今回はiシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドの商品概要やおすすめポイント、評判などを解説します。iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドに興味を持っている方はぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること

  • の概要
  • のメリット
  • の評判
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iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドとは?商品概要を紹介!

iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドは米国の株式に投資する銘柄です。

インデックス運用のため米国の株式市場の値動きに連動するよう設計されています。

主な実績やステータスは下記の通りです。

項目

内容

騰落率(期間収益率)

+ 4.16%(過去1年)
+ 81.26%(過去3年)

ベンチマーク

S&P500指数

購入時手数料

0円

信託財産留保額

0円

信託報酬率

0.0638%

投信会社名

ブラックロック・ジャパン

価格(1万口当たり)

3万7124円

分配金(設定来)

0円

純資産総額

183.08億円

非課税制度

・NISA

主な取扱金融機関(NISA)

・SBI証券
・楽天証券
・松井証券
・マネックス証券
・auカブコム証券

手数料は購入時手数料が無料、信託財産留保額も無料となっています。また、主な手数料であり保有額に対して年率でかかる信託報酬は0.0638%と十分低めの設定です。

設定来分配金は0円のため、「分配金なし」のファンドを求めている人におすすめです。

ワンポイント

分配金なしの場合、利益は再投資されて再び元本として運用されます。このサイクルにより元本と利益が相互に大きくなる「複利効果」が期待できることから長期で資産形成を行う人におすすめです。

組入銘柄数は504銘柄で、投資先の内訳は以下の通りです(2023年4月末現在)。

<組入上位10業種>

業種

比率

情報技術

25.8%

ヘルスケア

14.4%

金融

13.1%

一般消費財・サービス

9.9%

資本財・サービス

8.4%

コミュニケーション・サービス

8.3%

生活必需品

7.4%

エネルギー

4.7%

公益事業

2.9%

素材

2.6%

<組入上位銘柄10社>

社名

割合

APPLE INC

7.2%

MICROSOFT CORP

6.5%

AMAZON COM INC

2.7%

NVIDIA CORP

2.0%

ALPHABET INC CLASS A

1.8%

BERKSHIRE HATHAWAY INC CLASS B

1.7%

ALPHABET INC CLASS C

1.6%

META PLATFORMS INC CLASS A

1.5%

EXXON MOBIL CORP

1.4%

UNITEDHEALTH GROUP INC

1.3%

組入上位の割合は、情報技術が25.8%、ヘルスケアが14.4%となっています。また組入上位銘柄で最も割合が高いのはAPPLE INCです。

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iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドのメリット3選!

iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドの主なメリットは以下の3ポイントです。

  • 米国経済の成長による株式市場の価格上昇を期待した運用ができる
  • 低コストで運用できる
  • 米国のグローバルカンパニーに投資できる

それぞれ詳しく紹介します。

1. 米国経済の成長による株式市場の価格上昇を期待した運用ができる

iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドは米国の株式に投資するインデックス型投資信託です。

米国株式市場における時価総額の約80%をカバーしているS&P500指数をベンチマークとしていることから、アメリカの株式市場に連動した投資成果が期待できます。

2. 低コストで運用できる

投資信託で最も気をつけるべきコストは保有額に対して年率でかかる信託報酬です。

金融庁のデータによれば、つみたてNISAの対象商品で投資先を内外・海外とするインデックス型投資信託の信託報酬平均は年率0.34%(税抜き)となっています。

同じ分類に所属するiシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドの信託報酬は0.0638%(税込み)と、同系統の投資信託の中では十分に低めです。

iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドはコストを抑えた投資信託運用にもおすすめできる商品となっています。

3. 米国のグローバルカンパニーに投資できる

iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドの組入銘柄には、アップルやアマゾン・ドット・コム、マイクロソフト、アルファベットなどのグローバルカンパニーが名を連ねています。

iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドは米国の有名企業へ気軽に分散投資できる点でも魅力的です。

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iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドのデメリットは?

iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドはS&P500指数に連動した値動きを目指すインデックスファンドです。

ベンチマーク(目標となる指標)のS&P500指数は株価指数である一方、iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドは信託報酬を支払って運用してもらう金融商品です。

そのため理論上、iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドはベンチマークとなるS&P500指数に対して、信託報酬分の負けが発生します。

全く同じ値動きを実現したとしても、信託報酬分のコストが損失となってしまう点がインデックスファンドであるiシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドのデメリットです。

iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドの評判を紹介!

ここではiシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドの評判を紹介します。

  • みずほ銀行で使えるファンド探してたら信託報酬0.1%切ってる「iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」なるものを発見。これはいいね!

iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドに関しては、その信託報酬の安さをポジティブに評価するコメントが見られました。

iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドを運用できるおすすめの証券会社4選!

ここではiシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドを運用する上でおすすめの証券会社4選を紹介します。

証券会社選びで迷っている方はぜひ参考にしてください。

  1. SBI証券
  2. 楽天証券
  3. 松井証券
  4. マネックス証券

1. SBI証券

SBI証券は、2023年中に国内株の手数料無料化を目指しており、コスト意識が高い人であれば注目必須の証券会社です。
国内の個別銘柄はもちろん、米国株をはじめ世界9カ国の銘柄に投資できます。米国株の取扱銘柄数は6000を超えており、主要ネット証券最高水準。

現在、国内株は0円から取引可能であり、IPO取り扱い銘柄数も、主要ネット証券(SBI・楽天・松井・マネックス・auカブコムの5社)の中ではダントツの実績を誇っています。

また、投資信託のサービスも充実しており、保有額の最大0.25%がPontaポイントやTポイントとして還元されるほか、投資信託の購入には「Tポイント」「Pontaポイント」を1ポイント1円として利用できるので、少額から投資したい方にも最適です。

投資信託の購入に三井住友カードを利用すれば、最大5%のポイント還元が受けられ、たまったVポイントは1ポイント1円で投資信託の買付に利用できるほか、景品との交換やキャッシュバックサービスにも使えます。

おすすめポイント

  • 1日100万円までの取引なら手数料無料(国内株)
  • 投資信託の保有でTポイントやdポイントがたまる
  • 三井住友カードの投信クレカ積立で最大5.0%のVポイントがたまる
  • IPO引受社数NO.1(2022年3月通期)
  • 充実の米国株&投資信託ラインナップ
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2. 楽天証券

楽天証券は800万口座を超えている日本屈指の証券会社です。

楽天カードを使って投信積立を行うと、ポイント還元率最大1%で楽天ポイントが貯まるほか、投資信託の購入に楽天ポイントを利用できます。

そのため「普段から楽天ポイントを貯めている方」におすすめのネット証券会社です。

また、楽天証券と楽天銀行を連携するマネーブリッジを利用すれば、楽天銀行の普通預金金利が最大0.1%になるのも魅力的。株の購入時には、証券口座の不足分が楽天銀行の普通預金残高から自動入金される自動入出金(スイープ)サービスも便利です。

おすすめポイント

  • 1日100万円までの取引なら手数料無料(国内株)
  • 投資信託の保有で楽天ポイントがたまる
  • 楽天カードで投資信託を購入すると楽天ポイントがたまる
  • 充実のつみたてNISAラインナップ
  • 楽天銀行との連携で普通預金金利が0.1%にアップ
楽天証券の口座を開設する

3. マネックス証券

マネックス証券は、米国株の取り扱い数が多く、多くの米国株ユーザに利用されている証券会社です。

投信サービスも魅力的であり、マネックスカードを使って投資信託の自動積み立てを行うと、ポイント還元率1.1%でマネックスポイントが貯まります。

たまったポイントは投資信託の買付や他社ポイントへの移行などに利用可能です。

さらにマネックス証券は、IPO抽選が完全平等性なのも魅力の一つです。

証券会社によっては預かり資産の量などによって当選しやすさが決まるため、投資初心者がいきなり当選するのは簡単ではありません。

完全平等な条件で抽選されるマネックス証券なら、他の証券会社より当選しやすいでしょう。

おすすめポイント

  • 米国株&中国株に強い
  • マネックスカードの投資信託積立ならポイント還元率1.1%
  • IPO抽選は完全平等性
  • IPO投資でNISA口座が使える
  • 便利なロボアドバイザー「マネックスアドバイザー」
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4. 松井証券

松井証券は1500本超の投資信託を取り扱う老舗の証券会社です。

松井証券では「投資信託 毎月ポイント・現金還元サービス」を実施しており、信託報酬が0.3%(税抜)を超える場合については、保有額の最大0.85%が松井証券ポイントや現金で還元されます。たまった松井証券ポイントはAmazonギフト券や3000種類以上の商品との交換等に利用できます。

おすすめポイント

  • 25歳以下は約定代金に関わらず国内株の現物取引手数料が無料
  • HDI-Japan(ヘルプデスク協会)主催 2022年度問合せ窓口格付け(証券業界)で12年連続最高評価
  • 2023年 オリコン顧客満足度®ランキング~ネット証券 初心者部門第1位~
  • 投資信託保有額の最大0.85%還元(投資信託 毎月ポイント・現金還元サービス)
  • 便利なロボアドバイザー「投信工房」
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iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドは米国の株式市場へ長期投資したい人におすすめ

iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドは、米国の株式を中心に幅広い銘柄へ投資することから分散性が高く、米国の経済成長を期待した運用が可能です。そのためじっくり資産を育てる長期投資向きと言えるでしょう。

長期投資を実施する上で重要なポイントは信託報酬です。一般的なインデックスファンドの信託報酬は年率0.2%など日々かかるコストとなるため、長期で運用するほどその金額は馬鹿にできないものとなっていきます。iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドであれば信託報酬は十分に低い水準と言えるでしょう。

ここまでで、iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドに興味を持った方は、本記事で紹介した証券会社等も活用して情報を集めてみるといいでしょう。

参考資料

まとめ

iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドは以下の方におすすめです。

  • 投資を始めたばかりの初心者の方
  • 米国株式に分散投資したい方
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