関西弁3. カッターシャツ

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スーツを着る仕事をしていると、必ずと言っていいほど必要になる「ワイシャツ」。関西弁では、「カッターシャツ」と表現することがあります。

バリバリの関西人が暑い日に「カッターシャツが汗でベトベトやわ」と言うと、関東の人から「それってワイシャツのことですか?」と確認されることもあるようです。

「カッターシャツ」という名称が関西で広まった理由は、大阪に本社を置くスポーツブランドのミズノが、格式を重んじるテニスやゴルフ用のウェアを「カッターシャツ」の名称で販売したからとされています。

ミズノの公式サイトでも、次のように紹介されています。

関西の方がカッターシャツと呼ぶことが多いのは、実は、1918年に、ミズノが襟付きのシャツを「カッターシャツ」として販売したのがきっかけと言われています。
引用:ミズノ「「カッターシャツ」の名付け親は、ミズノ!?」

それがいつの間にかフォーマルウェアと結び付けられ、スーツと合わせる「ワイシャツ」を指すようになったようです。

関西弁4. ほっといて

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共通語で「捨てておいて」というニュアンスの「ほっといて」も、バリバリの関西人が関東の人に聞き返されやすいフレーズです。

関西圏以外の人が「ほっといて」と聞くと、「放っておいて」という意味に捉えてしまうため、職場でもうまく指示が伝わらないことがあります。

関西出身の上司が「その書類、もう使わんからほっといて(捨てておいて)」と言ったところ、関東出身の部下が「放置しておいて」と受け取ってしまい、机の上に置いて帰ってしまったことも。

後日なぜ捨てなかったのか部下に尋ねたら、関西以外では物を捨てて欲しいときに「ほっといて」と言わないことが判明!

昔から自然に使っていたため、「ほっといて」が関西ならではの言い回しと気づかなかったエピソードでした。