うっとうしい梅雨はもうしばらく続きそうな気配で、どんよりとした曇り空が続いています。梅雨後半に入ると気温も上昇し、花壇の草花も傷みがちに。

つかの間の晴れ間には庭に出て、長雨から花を守ってあげましょう。今回は梅雨後半にやっておきたい庭のお手入れや、雨が似合う梅雨時期の草花を紹介します。

梅雨後半にやっておきたい!庭の〈4つのお手入れ〉

〈お手入れ その1〉傷んだ花や葉を摘み取る

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雨が降り続くと花や葉が傷んでしまいます。晴れた日に強い日差しが当たると、さらにダメージが重なることに。咲き終わった花はもちろん、腐ってヌルヌルしているような花があれば、早めに摘み取るのがオススメです。黄色く変色した葉もカットしておきましょう。

〈お手入れ その2〉株元の風通しをよくする

土が多湿になった状態で気温が上がると、地面から大量の水蒸気が発生します。株元に葉がたくさん茂った状態では、湿り気の多い空気はなかなか抜けせません。

地面近くの葉を切り取ったり、混み合っている茎を取り除いたりして、株元にすき間を作り風通しをよくしましょう。長く伸びた茎は雨の重さで垂れ下がることがあるので、短く剪定しておくのもオススメです。

〈お手入れ その3〉草抜きをする

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雨でしばらく庭に出ない間に、雑草がおもいのほか増えていることもあります。地面をおおうように草がびっしり生えていると、土がなかなか乾きにくく病害虫の温床に。

土が柔らかくなった雨上がりは、根が深い草を引き抜く絶好のタイミングです。

〈お手入れ その4〉ドロ跳ね対策をする

近年では梅雨時期の集中豪雨が起こりやすく、強い雨でドロ跳ねの被害も増えています。ドロ跳ね防止には株元にマルチング材をしいておくのが効果的。

マルチング材には、バークチップや腐葉土などを使いましょう。