ENEOSホールディングス(5020)の株価は2023年に入って以降は概ね堅調です。

ENEOSホールディングス(5020)の株価:2022年12月30日~2023年6月15日

出所:各種資料をもとに筆者作成

業績悪化の折り込みが充分に進んだ一方で、製油所トラブルへの対処の進捗や市況が追い風材料となり、株価は緩やかな回復が進んだと思われます。

2023年度には増収増益を見込む見通しを発表したことも下支え材料となったと考えられます。今回はENEOSホールディングスの株価についてみていきましょう。

※株式分割の影響は、株価や配当金、株式数など全て遡及修正して株価を調整しています。
※記事中で記載の株価は全て終値となっています。

1. 【ENEOSホールディングス(5020)】慎重な見通しと収支悪化・製油トラブルが懸念材料か

もともとENEOSホールディングスは、2022年度第1四半期ごろから新型コロナウイルスの先行きや資源価格の不確実性を背景に、慎重な業績見通しを示していました。

それが2022年の11月に発表された第2四半期では、7〜9月の3ヶ月間で▲883億円の赤字、二四半期累積でも同事業は▲490億円の赤字になりました。

さらに2021年度に発生した製油所トラブルの改善に時間がかかるとの見通しも、株価の重しになったと思われます。

2023年に入ってからの株価推移の背景には、それまで懸念されていたこれらの事態の改善が背景にあると考えられます。