梅雨シーズンは「挿し木」に適した季節ですが、植物を増やす方法には、挿し木以外にも、挿し芽、葉挿しなど、さまざまな方法があります。

植物を増やすことはガーデニングの楽しみのひとつ。植物を増やすことを通じて植物の生態を知る、よい機会にもなります。

そこで今回は挿し木、挿し芽、葉挿しなど、植物を増やすための方法について紹介します。さっそくみていきましょう。

植物を増やす作業で〈必要な道具・あると便利な道具〉

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Oksana_Schmidt/istockphoto.com

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  • ハサミ、剪定バサミ
  • 鉢、ポリポット
  • 発根促進剤(無くてもよい)

植物を増やす作業で必要な道具は、普段のガーデニングで使用するものがメインです。特別なものを用意する必要はありませんが、挿し木や挿し芽などに使う土は肥料の入っていない、清潔な土を準備しましょう。

また、植物の切り口から雑菌が入らないよう、ハサミなどはあらかじめ消毒しておきます。

発根促進剤などを使用すると、根の生長が促進されて活着しやすくなります。発根促進剤には液状、粉末、ジェル状タイプがあり、それぞれの薬剤に応じて使用方法が異なります。用意できない場合は無くても構いません。

植物を増やすさまざまな方法をチェック

植物を増やす方法には、挿し木、挿し芽、葉挿し、株分け、分球、採種などがあります。

〈植物を増やす方法1〉挿し木

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Maryviolet/istockphoto.com

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樹木などの枝をカットした後、枝を土に植え、発根させて株を増やす方法です。

挿し木の方法【5つのステップ】

  1. 枝をカットする
  2. 余分な葉は取り除き、枝についている葉は1/3~1/2程度にカットする
  3. 数時間、吸水させる
  4. 用土に穴を開けて、茎を挿す
  5. たっぷりと水を与える

カットする枝は元気のよい、勢いのある枝を選んでカットします。切り口は斜めに切って、断面を広くします。このようにすると発根する場所が広くなり、根張りがよくなります。

また、枝から生えている葉はカットすることで蒸散作用を抑制できます。挿し木の成功率が高まるので、やっておきましょう。

植え付け後は株に負担を与えないように、直射日光の当たらない場所や風通しのよい日陰で管理します。乾燥させないように、適度な水分を与えることが大切です。

〈植物を増やす方法2〉挿し芽

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Floki/shutterstock.com

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挿し芽も挿し木と同様の方法で行います。挿し木は樹木類を対象にしますが、多年草などの草花で行う場合は「挿し芽」と呼びます。

〈植物を増やす方法3〉葉挿し

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PS3000/istockphoto.com

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葉挿しとは多肉植物などでよく行われ、もぎとった葉から発根させて子株を増やす方法です。

葉挿しの方法【4つのステップ】

  1. 葉の付け根に注意して、茎から葉を丁寧にもぎとる
  2. 乾燥した土の上に葉を寝かせる
  3. しばらくそのままにして発根を待つ
  4. 根が生えてきたら、その部分に軽く土をかぶせて埋める

多肉植物は葉の中に養分を蓄えているため、葉だけを育てても根を生やして子株が出てきます。時間はかかりますが、放置していても発根するため、発根自体は簡単です。

親株は徐々に枯れていくので、カラカラになったところで丁寧に取り除きましょう。

〈植物を増やす方法3〉株分け

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Daria Vorontsova/istockphoto.com

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株分けとは、大きくなった親株をいくつかに分けて株を増やす方法です。株分けには株が若返り、再び生育が活発になる効果が期待できるというメリットもあります。

植物の種類にもよりますが、株の更新を行うため、数年に一度は株分けをおこなうとよいでしょう。

株分けの方法【4つのステップ】

  1. 大きくなった株を掘りおこす
  2. 根の部分の土を取り除く
  3. 株を分割する
  4. 植え替える

根は傷めないように、丁寧に切り分けます。根が乾燥しないように素早く行うのがポイントです。

移植後は直射日光を避けた涼しい日陰などで管理しましょう。活着するまでは、状況に応じて水やりをおこないます。新芽が出たり、葉がいきいきとした様子であれば、株分け成功です。

〈植物を増やす方法3〉分球

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Firn/istockphoto.com

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チューリップやムスカリ、スイセンなどの球根植物が生長すると、球根部分はいくつかの子球を作ります。その子球を分けることを分球といいます。

この子球は翌シーズン同じように植え付けて、球根を充実させます。球根が大きくなれば、花を咲かせる可能性が高くなります。

分球の方法【2つのステップ】

  1. 葉が黄色くなって枯れてきたら、球根を掘り起こす
  2. 親球についた子球を手で分ける

球根は翌シーズンまで冷暗所で保管し、植え付け時期がきたら通常の球根と同じように植え付けましょう。

〈植物を増やす方法5〉採種

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Shef-time/istockphoto.com

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一年草など、花が終わったあとの種を採種して、翌シーズンは種まきから育てる場合はポピュラーな植物の増やし方です。

今からの時期で採種しやすい植物には、マリーゴールド、ヒマワリ、アサガオ、ホウセンカなどが挙げられます。

お子さんの夏休み課題にもオススメ

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lassi meony/istockphoto.com

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今回は挿し木、挿し芽、葉挿しなど、植物を増やすさまざまな方法について紹介しました。

植物の増やし方を知っておくと、植物がもつ、さまざまな生態を理解することにもつながります。お子さんの夏休みの課題にもオススメです。

植物を増やす場合は、個人の楽しみの範囲内にとどめ、ルールを守って楽しみましょう。

LIMO編集部