〈植物を増やす方法2〉挿し芽
挿し芽も挿し木と同様の方法で行います。挿し木は樹木類を対象にしますが、多年草などの草花で行う場合は「挿し芽」と呼びます。
〈植物を増やす方法3〉葉挿し
葉挿しとは多肉植物などでよく行われ、もぎとった葉から発根させて子株を増やす方法です。
葉挿しの方法【4つのステップ】
- 葉の付け根に注意して、茎から葉を丁寧にもぎとる
- 乾燥した土の上に葉を寝かせる
- しばらくそのままにして発根を待つ
- 根が生えてきたら、その部分に軽く土をかぶせて埋める
多肉植物は葉の中に養分を蓄えているため、葉だけを育てても根を生やして子株が出てきます。時間はかかりますが、放置していても発根するため、発根自体は簡単です。
親株は徐々に枯れていくので、カラカラになったところで丁寧に取り除きましょう。
〈植物を増やす方法3〉株分け
株分けとは、大きくなった親株をいくつかに分けて株を増やす方法です。株分けには株が若返り、再び生育が活発になる効果が期待できるというメリットもあります。
植物の種類にもよりますが、株の更新を行うため、数年に一度は株分けをおこなうとよいでしょう。
株分けの方法【4つのステップ】
- 大きくなった株を掘りおこす
- 根の部分の土を取り除く
- 株を分割する
- 植え替える
根は傷めないように、丁寧に切り分けます。根が乾燥しないように素早く行うのがポイントです。
移植後は直射日光を避けた涼しい日陰などで管理しましょう。活着するまでは、状況に応じて水やりをおこないます。新芽が出たり、葉がいきいきとした様子であれば、株分け成功です。
〈植物を増やす方法3〉分球
チューリップやムスカリ、スイセンなどの球根植物が生長すると、球根部分はいくつかの子球を作ります。その子球を分けることを分球といいます。
この子球は翌シーズン同じように植え付けて、球根を充実させます。球根が大きくなれば、花を咲かせる可能性が高くなります。
分球の方法【2つのステップ】
- 葉が黄色くなって枯れてきたら、球根を掘り起こす
- 親球についた子球を手で分ける
球根は翌シーズンまで冷暗所で保管し、植え付け時期がきたら通常の球根と同じように植え付けましょう。