投資信託は資金の運用をプロにおまかせできる投資商品です。

忙しくても取り組めることや、最低100円から始められるハードルの低さから、初心者の方でも取り組みやすいでしょう。

今回は投資信託の始め方を解説します。

おすすめの運用商品や証券口座も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること

  • 投資信託の始め方
楽天証券の口座を開設する

投資信託とは

<動画でわかる投資信託のキホン>

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投資信託はプロに資金の運用をおまかせできる投資商品です。

投資信託協会では以下のように定義されています。

「投資信託(ファンド)」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。
出所:投資信託協会「そもそも投資信託とは?」

2023年8月末時点における投資信託の本数は約6000本(出所:投資信託協会「投資信託の全体像(純資産総額・ファンド本数)直近データのバックナンバー」)。

それぞれ運用方針や主要な投資対象が異なります。

投資家は自分の運用方針に合った好きな投資信託を購入するだけでOKです。

投資信託の購入を通じて運用会社に提供された資金は、投資のプロであるファンドマネージャーによって運用されます。

出所:MeChoice編集部

一方で投資信託には以下の手数料がかかります。

  • 購入時手数料:投資信託の購入時にかかる手数料
  • 信託報酬:投資信託の保有中にかかる手数料。保有額に対して年率計算でかかる
  • 信託財産留保額:投資信託の解約時(売却時)にかかる手数料

ただし、最近では購入時手数料と信託財産留保額を無料としている投資信託も数多く存在します。

投資信託は証券口座を開設することで購入できます。

証券会社の公式サイトには投資信託の販売金額ランキングも掲載されているため、運用商品の選定も難しくはありません。

投資信託の始め方を6つのステップで紹介

投資信託はどのようなフローで始めれば良いのでしょうか?

ここでは投資信託の始め方を以下6つのステップで紹介します。

  1. 証券口座用の金融機関を選ぶ
  2. 口座開設に必要なものを用意する
  3. 口座開設を申し込む
  4. 運用したい投資信託を選ぶ
  5. 投資信託を購入する
  6. 定期的に運用報告書をチェックする

1. 証券口座用の金融機関を選ぶ

投資信託を始めたい方は取引口座の選択から始めましょう。

投資信託の取引に使う口座は銀行の預金口座ではなく、証券取引専用の口座となるので注意してください。

証券用の口座は証券会社や銀行をはじめとする金融機関、郵便局(ゆうちょ銀行)において開設できます。

投資信託は多くの金融機関が取り扱っていますが、なかでもおすすめなのはネット証券です。

<主なネット証券>

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券
  • 松井証券
  • auカブコム証券

ネット証券は窓口に出向かずに口座を開設でき、取引もオンラインで完結します。

その他にも、手数料が安い、つみたてNISAやiDeCoのラインナップが豊富であるといった特長があります。

ワンポイント

つみたてNISAとiDeCoはともに対象の投資商品から得られる利益が非課税となる税制優遇制度です(通常、投資には約20%の税金がかかります)。また、iDeCoには所得税や住民税を安くする効果もあります。

2. 口座開設に必要なものを用意する

取引で使用したい口座が決まったら、まずは開設に必要なものを用意しましょう。

ネット証券での口座開設であれば、おおむね以下の2点を用意しておけば問題ないでしょう。

  1. マイナンバー確認書類(マイナンバーカードなど)
  2. 本人確認書類(運転免許証など)

3. 口座開設を申し込む

必要なものが用意できたら次は口座開設に移りましょう。

オンラインで口座を開設する際のおおまかな流れは以下の通りです。 

  1. 申し込む証券会社の公式サイトにアクセスする
  2. 必要事項を入力する
  3. マイナンバー確認書類の画像をアップする
  4. 初期設定を行う

各証券会社のHPで申し込みボタンを押せば、後は必要情報の入力と各種書類の提出を行うだけです。

早いところなら申し込んだその日に口座開設が完了します。

口座の種類はどれを選ぶといい?

必要事項を入力する際には口座の種類を選ぶ必要があります。

以下の表は投資信託の取引に利用できる各口座の特徴をまとめたものです。

それぞれ投資で利益が発生した際の納税方法が異なります(通常、投資の利益には約20%の税金がかかります)。

特に初心者におすすめなのは特定口座(源泉徴収あり)です。

他の2つの口座は確定申告が必要となりますが、特定口座(源泉徴収あり)なら金融機関が代わりに利益から差し引く形で納税を代行してくれます。

NISA口座もあわせて開設しよう

金融機関によってはNISA口座も同時に申し込みできます。

NISAとは年最大120万円の投資から生まれる利益が最大20年間非課税となる税制優遇制度です。

つみたてNISAとNISA(一般NISA)の2種類があるので、いずれかを選択して申し込みましょう(未成年の場合はジュニアNISAが利用できます)。

4. 運用したい投資信託を選ぶ

投資信託はプロに運用を任せられるものの、購入する商品は自分で選ばなければなりません。

商品選定は以下の観点で進めると良いでしょう。

  1. 投資する資産・地域はどうするか?(米国の株式・国内の債券など)
  2. 運用スタイルはどうするか?(後ほど詳しく述べます)
  3. つみたてNISAに対応しているかどうか?

これらの観点から絞り込みを行い、自らの運用方針に最も合致した商品を購入しましょう。

もしくは、後ほど紹介するおすすめの投資信託や、証券会社の発表する販売ランキングなどを参考に、人気の商品を運用してみるのもおすすめです。

5. 投資信託を購入する

運用したい投資信託が決まったら、それを購入する手続きに入りましょう。

投資信託の購入方法には一括投資と積立投資があります。

一括投資は金額か口数を指定して投資信託を購入するスタイルです(投資信託Aを◯円分購入、✕口購入など)。

一方の積立投資は、設定した間隔と金額で同一の投資信託を自動的に買い付けていくスタイルとなります(銀行口座引き落としなど)。

6. 定期的に運用報告書をチェックする

投資信託の購入後は定期的にHPにアップされるマンスリーレポートや運用報告書を確認しましょう。

いずれも購入した投資信託の運用状況や今後の方針が記された大切な資料です。

なお、投資信託の値段(基準価額)が購入時よりも高い時に解約すれば譲渡益が得られるほか、「分配金あり」の投資信託であれば決算のタイミングでの利益の分配が期待できます。

出所:MeChoice編集部

投資信託の賢い始め方

投資信託を運用する場合には、いくつかのコツをおさえておくことが大切です。

ここでは投資信託の賢い始め方と題して、以下の項目を解説していきます。

  1. 1本目はインデックスファンドを運用する
  2. まずは少額から始める
  3. クレジットカードで積立(つみたて)投資をする

1. 1本目はインデックスファンドを運用する

投資信託にはインデックスファンドとアクティブファンドの2種類があります。

インデックスファンドとは、市場平均に連動した値動きを目指すタイプの投資信託のことです。

たとえば、日経平均株価を指標として値動きを連動させる商品があります。

インデックスファンドは投資先の分散性が高い(多数の銘柄に投資する)ことから、比較的リスクの低い安定成長が期待できるでしょう。また、コストはアクティブファンドと比べて低い傾向にあります。

一方、アクティブファンドはファンドマネージャーが銘柄を厳選して運用するタイプの投資信託です。

投資先の分散性が低いことからハイリスク・ハイリターンな値動きが期待できるでしょう。

また、コストはインデックスファンドと比べて高い傾向にあります。

出所:MeChoice編集部

2. まずは少額から始める

投資は少額からスタートすることをおすすめします。

とくに慣れないうちは操作ミス等によって思わぬ損失を抱えてしまうかもしれません。

投資初心者の方は口座開設した金融機関が定める最低金額から始めると良いでしょう。

例えば、SBI証券であれば月100円から投資信託を購入できます。

最初は少額から始めて、徐々に金額を増やしていきましょう。

3. クレジットカードで積立(つみたて)投資をする

投資信託の購入方法には一括と積立の2種類があります。

積立とは一定の間隔と金額で同一商品を買い付けていく購入スタイルです(例:商品Aを毎月100円で購入)。

積立投資の支払いは口座引き落としのほか、金融機関によってはクレジットカードによる支払いも選択できます。

カード決済なら購入額に応じたクレジットカードポイントがたまるため、できればカード決済を選択しましょう。

例えば、SBI証券の積立投資に三井住友カードを利用すれば、最大5%のVポイント還元が受けられます。たまったポイントはキャッシュバック等に利用できますよ。

クレジットカードでの積立投資に対応しているカード会社と証券会社には、以下のようなものがあります。

  • 三井住友カード×SBI証券
  • 楽天カード×楽天証券
  • エポスカード×tsumiki証券
  • au PAYカード×auカブコム証券
  • マネックスカード×マネックス証券
  • タカシマヤカード×SBI証券
  • 東急カード×SBI証券

おすすめの投資信託4選

ここでは投資信託の運用を検討し始めた方に向けて、まず最初の1本として購入したいおすすめの投資信託を紹介します。

ぜひ参考にしてください。

  1. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  2. eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
  3. eMAXIS Slim先進国株式インデックス
  4. SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

1. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

期間収益率(過去3年)

81.3%

信託報酬率

年率0.11330%

運用できる主な証券会社

楽天証券・マネックス証券・SBI証券・松井証券・auカブコム証券

つみたてNISA対応

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のマンスリーレポートによる※2023年7月31日現在

低コストファンドのシリーズで知られる「eMAXIS Slim」の投資信託。

全世界の株式に幅広く分散投資できます。

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」で1位に輝いた実績もある人気ファンドです。

2. eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

期間収益率(過去3年)

82.4%

信託報酬率

年率0.1133%

運用できる主な証券会社

楽天証券・マネックス証券・SBI証券・松井証券・auカブコム証券

つみたてNISA対応

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)のマンスリーレポートによる※2023年7月31日現在

低コストファンドのシリーズで知られる「eMAXIS Slim」の投資信託。

日本を除く全世界の株式に幅広く分散投資できます。

すでに日本株を運用している方や日本株以外の全世界の株式に幅広く分散投資をしたい方におすすめです。

3. eMAXIS Slim先進国株式インデックス

期間収益率(過去3年)

89.9%

信託報酬率

年率0.09889%

運用できる主な証券会社

楽天証券・マネックス証券・SBI証券・松井証券・auカブコム証券

つみたてNISA対応

eMAXIS Slim先進国株式インデックスのマンスリーレポートによる※2023年7月31日現在

低コストファンドのシリーズで知られる「eMAXIS Slim」の投資信託。

先進国の株式市場を投資対象としています。

フランスやイギリスといった先進国はインドや中国などの新興国に比べてローリスク・ローリターンな運用が期待できます。

長期的にリスクの低い安定成長を狙うのであれば、ぜひ検討したい商品です。

4. SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

期間収益率(過去3年)

96.94%

信託報酬率

年率0.0938%程度

運用できる主な証券会社

松井証券・マネックス証券・SBI証券・auカブコム証券

つみたてNISA対応

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドのマンスリーレポートによる※2023年7月31日基準

アメリカを代表する500社で構成される株価指数「S&P500」に値動きを連動させる投資信託です。

米国株に幅広く投資したい方におすすめです。

2023年7月末時点の構成銘柄にはアップルやテスラ、マイクロソフト、アマゾンなどのグローバルカンパニーが名を連ねています。

投資信託を始める初心者におすすめの証券会社5選

ここまでで投資信託の運用に興味を持った方も多いでしょう。

そこで本章では投資信託の運用におすすめの証券会社として、以下の5社を紹介します。

  1. 楽天証券
  2. auカブコム証券
  3. マネックス証券
  4. 松井証券
  5. SBI証券

いずれも投資信託のラインナップにすぐれたネット証券です。

投資信託関連の独自サービスも充実しているので、ぜひ参考にしてください。

※各データは2023年9月5日時点のデータに基づきます。

1. 楽天証券

<基本情報>

  楽天証券
国内株取引手数料(1日あたり) 100万円まで0円
外国株取扱範囲 米国、中国、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア
IPO取扱数(2022年実績) 65銘柄
投資信託本数 2611本
つみたてNISA商品数 194本
ポイント投資
  • 楽天ポイントで投資信託、国内株、米国株、バイナリーオプションが買える
投信保有残高に応じたポイント還元(毎月) なし
クレジットカード決済の還元率(投資信託の積立投資) 0.5~1%(楽天ポイント)
独自サービス
  • 日本経済新聞が読める日経テレコン(楽天証券版)
  • 単元未満株をリアルタイムで取引できる(かぶミニ)

楽天証券は900万口座の開設実績を誇る日本屈指の証券会社です。

NISA口座数業界NO1の人気ネット証券であり、手数料・商品ラインナップの両面で優れています。

国内株手数料は1日100万円までの取引が無料。2023年10月2日約定分からは現物・信用とも完全無料となります。

外国株は米国のほか、中国・ASEAN株(タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシア)もカバーしており、投資信託は2611本、つみたてNISA対象商品は194本をラインナップしています。

また、独自サービスが魅力的なのも楽天証券のメリットです。

投資信託のつみたて投資を楽天カード決済にすれば、購入額の0.5~1%が楽天ポイントで還元されるほか、たまった楽天ポイントは投資信託・国内株・米国株・バイナリーオプションの購入代金に充当できます。

<楽天証券が向いている人>

  • 手数料が安く商品ラインナップに優れた証券会社を探している方
  • 楽天ポイントユーザー
  • 日本経済新聞の購読に興味がある方
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2. auカブコム証券

<基本情報>

  auカブコム証券
国内株取引手数料(1日あたり) 100万円まで0円
外国株取扱範囲 米国
IPO取扱数(2022年実績) 23銘柄
投資信託本数 1667本
つみたてNISA商品数 200本(2023年9月時点)
ポイント投資
  • Pontaポイントで投資信託やプチ株が買える
投信保有残高に応じたポイント還元(毎月) 最大0.24%
クレジットカード決済の還元率(投資信託の積立投資) 1%(Pontaポイント)
独自サービス
  • auじぶん銀行の普通預金金利が100倍(0.1%)

auカブコム証券は三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のネット証券です。

SBI証券や楽天証券などとともに主要ネット証券の一角を占め、2023年6月時点で158万2041口座を突破しています。

auカブコム証券はPontaポイントユーザーにおすすめです。

投資信託の月間平均保有残高に応じて、最大0.24%のPontaポイントがたまるほか、au PAYカードによる投資信託の積立で購入額の1%がPontaポイントとして還元されます。

また、auカブコム証券のマネーコネクトを利用すれば、auじぶん銀行の金利が100倍の0.1%にアップします。

auマネーコネクトはauじぶん銀行とauカブコム証券の口座を連携することで各種メリットを受けられるサービスです。

<auマネーコネクトのメリット>

  • auじぶん銀行の普通預金金利が100倍(0.1%)
  • auカブコム証券口座からの引き落としで株や投資信託を購入する際、不足している資金をauじぶん銀行から自動入金
  • auカブコム証券で使用していない資金をauじぶん銀行へ自動出金

普段使わない資金はauじぶん銀行に預けておけるので、お得な優遇金利を最大限活用できるサービスとなっています。

<auカブコム証券が向いている人>

  • auじぶん銀行をメイン口座にしている方
  • Pontaポイントを貯めている方
  • au PAYカードのユーザー
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3. マネックス証券

<基本情報>

  マネックス証券
国内株取引手数料(1日あたり) 100万円まで550円
外国株取扱範囲 米国、中国
IPO取扱数(2022年実績) 62銘柄
投資信託本数 1408本
つみたてNISA商品数 177本
ポイント投資
  • マネックスポイントで投資信託、暗号資産(ビットコイン、イーサリアム、リップル)が買える
投信保有残高に応じたポイント還元(毎月) 最大0.08%(マネックスポイント)
クレジットカード決済の還元率(投資信託の積立投資) 1.1%(マネックスポイント)
独自サービス
  • 独自ツールの「マネックス銘柄スカウター」
  • IPO抽選が完全平等性

マネックス証券もSBIや楽天とならんで大手ネット証券の一角を占める証券会社です。

日本株の手数料は1日100万円までなら550円、外国株は米国と中国の2カ国をカバーしています。

また、投資信託のラインナップは1408本、つみたてNISA対象商品の取扱い数は177本です。

投資信託のつみたて投資をマネックスカード決済にすることで、購入額の1.1%がマネックスポイントで還元されるほか、投資信託の月間保有残高に応じて毎月最大0.08%のポイント還元を受けられます。

また、新規上場銘柄に投資できるIPO投資の抽選は完全平等性。

取引実績や過去の申し込み回数を考慮することがない分、投資初心者でもIPO投資に参加しやすいしくみを採用しています。

マネックス証券の新規公開株(IPO)/公募・売出株式(PO)の抽選においては、コンピューターで無作為に抽選を行っています。この過程はシステム化されており、人間の恣意が途中で関与することはありません。
出所:マネックス証券「抽選方法」

各種ツールも独自のものを提供しており、日本株銘柄分析ツールである「マネックス銘柄スカウター」は人気の高いツールとして高い評価を得ています。

<マネックス証券が向いている人>

  • IPO投資に積極的に取り組みたい初心者の方
  • 投資信託のクレカ積立でポイント高還元を実現したい方
  • 高性能なツールに興味がある方
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4. 松井証券

<基本情報>

  松井証券
国内株取引手数料(1日あたり) 100万円まで1100円
外国株取扱範囲 米国
IPO取扱数(2022年実績) 50銘柄
投資信託本数 1708本
つみたてNISA商品数 197本
ポイント投資
  • 松井証券ポイントで投資信託を買える
投信保有残高に応じたポイント還元(毎月) 最大0.85%
クレジットカード決済の還元率(投資信託の積立投資) なし
独自サービス
  • 25歳以下は国内株手数料無料

松井証券は1918年創業の老舗証券会社です。

サポート体制に定評がある人気ネット証券であり、HDI-Japan(ヘルプデスク協会)が主催する「2022年度問合せ窓口格付け(証券業界)」では、「問合せ窓口」と「webサポート」の両部門で12年連続の「三つ星」(最高評価)を獲得しています。

また、以下の2点も松井証券を利用する大きなメリットです。

  • 25歳以下の国内株取引手数料が無料(現物・信用)
  • 投資信託保有額の最大0.85%を還元(投資信託 毎月ポイント・現金還元サービス)

「投資信託 毎月ポイント・現金還元サービス」は、投資信託の運用コストである信託報酬を投資家に還元するサービスです。

信託報酬率が年率0.3%(税抜)を超える投資信託を運用した場合、投信保有額の最大0.85%がポイントや現金で還元されます。

たまるポイントは松井証券ポイントで、AmazonギフトカードやPayPayポイントに交換したり、投資信託の購入代金に充当できます。

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5. SBI証券

<基本情報>

  SBI証券
国内株取引手数料(1日あたり) 300万円まで0円(現物・一般信用・制度信用それぞれ100万円まで)
外国株取扱範囲 米国、中国、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア
IPO取扱数(2022年実績) 117銘柄
投資信託本数 2654本
つみたてNISA商品数 205本
ポイント投資
  • V、Ponta、Tポイントで投資信託が買える
  • T、Pontaポイントで国内株が買える
投信保有残高に応じたポイント還元(毎月) 最大0.25%(Ponta、V、T、dポイント、JALマイルから選択)
クレジットカード決済の還元率(投資信託の積立投資) 0.5~5%(Vポイント)※三井住友カードの場合
独自サービス
  • 25歳以下は国内株式現物手数料が0円

SBI証券はグループ1000万口座の開設実績を誇る人気ネット証券です。

オリコン顧客満足度(2023)ではネット証券部門で第1位に選ばれています。

国内株の取引手数料は現物、一般信用、制度信用それぞれ1日100万円まで無料(25歳以下なら現物取引完全無料)。

2023年9月30日には国内株取引手数料が無料となるゼロ革命がスタートします。

米国株の取扱数は5400銘柄以上で主要ネット証券最多(2023年8月4日現在)。ほかにも中国や韓国、インドネシアなど9カ国の外国株を取り扱っています。

投資信託は2654本をラインナップ。つみたてNISA対象商品も205本を取り扱っています。

IPOの関与率は98.9%(2023年3月通期)。2022年実績では117社のIPO銘柄を取り扱っており、IPO投資に積極的な投資家にもおすすめです。

<SBI証券が向いている人>

  • 国内株手数料の安さにこだわる方
  • 外国株を幅広く取り扱いたい方
  • IPO投資に積極的に取り組みたい方
SBI証券の口座を開設する

参考資料

まとめ

  • 投資信託の始め方は簡単6ステップ
  • 金融機関で口座を開設すれば、あとは運用商品を決めて購入するだけ
  • 賢い始め方として、①1本目はインデックス投資を行う②少額から始める③クレカを利用する、の3つが大切

MeChoice編集部