2.【富裕層】資産1億円以上の資産家たちに共通する3つの節約ポイント
富裕層の方はどういった場面でお金を節約しているのでしょうか。筆者が銀行員時代に見た富裕層に共通する節約ポイントをご紹介していきます。
2.1 服装を節約
まず1つ目のポイントは服装についてです。
筆者が銀行員時代に出会ったご夫婦の話を。ご主人はいつでも高級ブランドを身につけており「お金持ち」の雰囲気があった一方で、奥様は機能性の高いファストファッションを着ていました。夫婦間で資産額を内緒にされていたのでご主人が聞いたら驚くと思うのですが、所得が多いご主人より、奥様の方が資産額が2倍近くもあったのです。
こちらのご夫婦に限らず、普段着は動きやすさや快適さを重視されている富裕層の方が多くいらっしゃいました。お金をかけるポイント・かけないポイントを明確にもっているという印象です。
2.2 手数料を節約
次にお話ししたいのが、各種手数料について。今はコンビニでも手軽にATMを利用できる時代です。しかし、時間帯やご利用の銀行によっては、お金を引き出すごとに手数料がとられてしまいます。お金を貯める能力の高い富裕層の方は、手数料についてとてもシビアです。1回あたりの手数料は100~200円程度になると考えられますが、こういった手数料をしっかりと節約しています。
また、富裕層の方は、各金融機関が提供している優遇サービスを受けているため、各種手数料がそもそもかからないケースもあります。こういったサービスも含めて、利用する金融機関を選んでいる富裕層の方は多い印象です。
キャッシュレス化の加速により、現金による支払いを控えることが可能な現代。現金を引き出すことを極力抑えて、QR決済やカード払いなどで、引き出しの都度かかるATM手数料を浮かすことも可能でしょう。
2.3. 光熱費の節約
3つ目は光熱費です。とくに今年は、光熱費の高騰により家計が圧迫されているご家庭が多いと思います。1億円以上の資産をもつ富裕層には痛くもない話、と思うかもしれませんが、富裕層の方たちは光熱費に対してもシビアに向き合っています。
まず、「ムダな光熱費を抑えられる」という視点で、新しい電化製品への買い替えを行う方もいました。実際に、20年前の冷蔵庫を省エネ家電に買い替えを行うことで、年間1万円前後も光熱費を節約できるケースもあるようです。普段から、どうすればムダを省くことができるのか、アンテナを張っているからこその行動ではないでしょうか。
4. 無理のない範囲で試してみよう!
富裕層といえば、一見派手なイメージをおもちの方が多いかもしれません。しかし、筆者が出会ってきた多くの富裕層は、「お金を使うとき」と「節約するとき」をしっかり分けておりました。今回ご紹介した富裕層に共通する節約ポイントは、難しいことではないでしょう。
自分の価値観と異なるものを真似するのはストレスになるかもしれないので、できるポイントがあれば試してみてください。今の生活の中でムダな出費がないかを見直し、お金を増やす手助けになればと思います。
参考資料
足立 祐一