SBI証券と楽天証券は主要ネット証券の一角を占める人気証券会社です。

それぞれ独自のポイントサービスやツールを提供していることから、どちらを利用すべきかで悩んでいる方もいるでしょう。
そこで今回はSBI証券と楽天証券を徹底比較して、各々がどのような方に向いた証券会社なのかを解説します。

SBI証券と楽天証券のどちらを利用すべきかで悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

SBI証券の口座を開設する
楽天証券の口座を開設する

この記事を読んでわかること

  • SBI証券のメリット・デメリット
  • 楽天証券のメリット・デメリット
  • SBI証券に向いている人と楽天証券に向いている人

証券会社を選ぶ時はどこを見るべきか?

まだ投資の方針や目的が明確でない方であれば、国内株取引や投資信託からスタートすることが多いでしょう。

そのため、投資初心者が証券口座を選ぶ際には以下の5つのポイントに注目することをおすすめします。

  • 国内株取引の手数料
  • 投資信託のラインナップ
  • 投資信託の購入額に応じたポイント還元サービス
  • 米国株の銘柄数
  • ツールの使いやすさ

今回は上記の項目に関して、SBI証券と楽天証券を徹底比較します。

どちらの証券口座を利用しようか迷っている方はぜひ参考にしてください。

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比較ポイント1. 国内株取引手数料

国内株取引手数料は日本の上場企業の株を購入する際にかかる手数料のことです。

SBI証券と楽天証券では投資家の利用目的に合わせて2つのプランを用意しています。

  • 取引ごとに手数料がかかるプラン
  • 1日の約定代金(売買代金)に応じて手数料がかかるプラン

それぞれのプランで料金を比較してみましょう。

<取引ごとに手数料がかかるプラン> ※2023年6月9日時点

<1日の約定代金(売買代金)に応じて手数料がかかるプラン>※2023年6月9日時点

1取引あたりの手数料では、SBI証券と楽天証券で違いがありません。

一方、1日の取引金額の合計に応じてかかるプランは楽天証券よりもSBI証券の方が割安に設定されています。

1日の取引金額に応じた手数料プランを利用する予定の方で、100万円を超す取引をするのであれば、SBI証券の方がお得です。

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比較ポイント2. 投資信託のラインナップ

投資信託はプロに資金運用を任せる初心者向けの金融商品です。

商品数は5000種類以上に及び、それぞれ投資方針や主要な投資資産、投資地域などが異なります。

投資家は自分の投資方針や目的にあった商品を運用することで、投資信託の値上がりによる譲渡益(売却益)や配当金といった利益を期待できます。

出所:MeChoice編集部

この投資信託の商品ラインナップがSBI証券と楽天証券で異なります。

その本数を比較してみましょう。

商品ラインナップ※2023年6月9日時点

 投資信託の総本数およびつみたてNISAの対応商品数の両方でSBI証券に軍配が上がっています。

つみたてNISAとは、年40万円の投資から得られる利益が20年間非課税となる税制優遇制度のことです。

1点注意したいのはSBI証券でしか取り扱っていない投資信託や楽天証券でしか取り扱っていない商品があることです。

すでに運用したい商品が決まっているのであれば、それがラインナップされている証券会社の口座開設を優先すべきでしょう。

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比較ポイント3. 投資信託のクレジット決済に応じたポイント還元率

金融商品を一定の間隔と金額で購入していくスタイルのことを積立投資と言います。

SBI証券と楽天証券は投資信託の積立投資にクレジット決済を利用でき、それぞれ利用額に応じたクレジットカードのポイントがたまります。

SBI証券と楽天証券の積立投資で利用できる主なクレジットカードをまとめました。

<楽天証券で利用できる主なクレジットカード>

 <SBI証券で利用できる主なクレジットカード>

スタンダードカードである三井住友カード(NL)と楽天カードを比較した場合、ポイント還元率は楽天カードの方が高く設定されています。

ただし、よりランクの高いプラチナカードでの比較となると、三井住友カードの方に軍配が上がります。

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比較ポイント4. 米国株の銘柄数

米国株には日本株と違い以下のようなメリットがあります。

  • 日本株のように100株単位(株価×100円)の縛りはなく、1株から購入できる
  • 配当が高い傾向にある
  • アップルやテスラ、アマゾンなどの有名企業に投資できる

そのため米国株の取扱銘柄数で証券口座を比較することも大切です。

SBI証券と楽天証券の米国株の取扱数は以下の通りです。

  • 楽天証券/4880銘柄
  • SBI証券/6000銘柄超

米国株の取扱数については、SBI証券が楽天証券を圧倒する形となっています。

米国株に積極的に取り組む予定であればSBI証券がおすすめと言えそうです。

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比較ポイント5. ツールの使いやすさ

証券会社は各々独自のツールを投資家向けに提供しており、その使いやすさも証券口座を選ぶ材料となります。

ツールの使いやすさについてはSBIと楽天のどちらが良いとは一概には言えませんが、以下のような口コミから楽天証券のツールの使いやすさには定評があるようです。

<SBI証券と楽天証券のツールに関する口コミ>

  • SBI証券は手数料や商品ラインナップが強みだね。あとは投信積立のクレカ決済で三井住友カードのVポイントが貯められる。一方、楽天証券は、楽天ポイントが使えるのとマーケットスピードなどの取引ツールが使いやすいイメージ。
  • SBIで取引してるけど、楽天の方がツールはいい感じなのね
  • SBIのスマホツールとPCツールはもっとUI良くならないのか? 楽天のマケスピ2やispeedの方が使いやすいぞ

全体的なスペックはSBI証券の方が上

SBI証券と楽天証券のスペックを改めてまとめてみましょう。

ツールの使いやすさを除く4項目のうち、3項目でSBI証券に軍配が上がっています。

特にこだわりがないのであればSBI証券を中心に検討すると良さそうです。

ただし、楽天証券は楽天ポイントがたまるなどの独自メリットがあるほか、ツールの使いやすさではSBI証券よりも上だという口コミも見られています。

こうした点にこだわりがあるのであれば、楽天証券を中心に各証券口座を比較してみましょう。

まとめ

  • SBI証券のほうが楽天証券よりも初心者向けスペックは上
  • スタンダードカードのポイント還元率は楽天証券の方が高い
  • 楽天ポイントを貯めている方やツールの使いやすさにこだわる方には楽天証券がおすすめ
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MeChoice編集部