3. 【オリエンタルランド】株式分割後株主優待とは
オリエンタルランドは株数に応じて「東京ディズニーランド」または「東京ディズニーシー」どちらかで利用可能な1デーパスポートを提供しています。
3.1 【株主優待】2023年9月末基準日からの配布基準:9月末・3月末・合計
- 500株以上 2000株未満:ー・1枚・1枚
- 2000株以上 4000株未満:1枚・1枚・2枚
- 4000株以上6000株未満:2枚・2枚・4枚
- 6000株以上 8000株未満:3枚・3枚・6枚
- 8000株以上 10000株未満:4枚・4枚・8枚
- 10000株以上1200株未満:5枚・5枚・10枚
- 1200株以上:6枚・6枚・12枚
2023年3月期基準日までは、100株保有していれば3月末基準日に1デーパスポートが1枚もらえましたが、株式分割により、2023年9月末基準日からは500株未満では株主優待は対象となりません。
ただし、株式分割後に100株以上保有した株主の場合、2023年9月末から実施される長期保有株主様向け優待制度の対象となります。
3.2 オリエンタルランド「2023年9月からの長期保有株主様向け優待制度」
- 配布対象:2023年9月30日の基準日以降、100株以上の株式を3年以上継続して保有した株主(毎年3月31日と9月30日を基準日とする株主名簿に同一の株主番号で連続して7回以上記載)
- 枚数:通常の配布枚数に追加して1枚
- 配布時期:2026年12月以降、毎年12月(予定)
長期間保有することで、100株であっても優待を貰えるようになる予定です。
株主優待を目的にオリエンタルランドの株式を保有される方は、この変更点をきちんと確認するようにしましょう。
4. オリエンタルランドの株式の業績とリスクとは
以上、オリエンタルランドの株式の分割後の株価や配当金、株主優待についてみてきました。
株式会社オリエンタルランド「2023年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) 」によれば、入園者数の増加や「ディズニー・プレミアアクセス」等によりゲスト1人当たりの売上高増加などにより、売上高は4831億2300万円(前年同期比75.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は807億3400万円(前年 同期比900.7%増)となりました。
一方で、オリエンタルランドでは有価証券報告書で挙げているリスクとして、来園者が国内ゲストで多くを占めており、少子高齢化をはじめとする人口動態の変化や経済環境の悪化により、入園者数および売上高が減少する可能性に触れています。
このように株式投資をする際にはさまざまな角度からみて検討しましょう。
参考資料
- 株式会社オリエンタルランド「2023年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)」
- 株式会社オリエンタルランド「株主用パスポートの使用方法について」
- 株式会社オリエンタルランド「配当金」
- 株式会社オリエンタルランド「株主優待制度」
- 株式会社オリエンタルランド「2023年9月からの長期保有株主様向け優待制度」
- 株式会社オリエンタルランド「有価証券報告書2022年3月期(第62期)」
- 株式会社オリエンタルランド「2023年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) 」
宮野 茉莉子