この時期は住民税決定通知書が届き、ご自身の年収や所得を確認される方も多いでしょう。
国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は443万円です。
2011年からの推移を見ると平均年収は400万円台前半で推移をしており、日本の年収は上がらない状況が続いています。
では、実際に年収400万円の手取りはどれくらいでしょうか。年収ごとの割合も確認していきます。
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日本の平均年収は400万円台。男女・雇用形態別にはいくら?
国税庁の資料によれば、日本の全体と男女別の平均年収は以下のとおりです。
日本の給与所得者数と平均年収(令和3年)
全体:5270万人・443万円
- 男性:3061万人・545万円
- 女性:2209万人・ 302万円
男女別で見ると200万円以上の差があることがわかります。正社員と正社員以外の平均年収も確認しましょう。
正社員(正職員)※の給与所得者数と平均年収
全体:3588万人・508万円
- 男性:2368万人・570万円
- 女性:1220万人・ 389万円
正社員(正職員)以外※の給与所得者数と平均年収
全体:1271万人・198万円
- 男性:429万人・ 267万円
- 女性:843万人・ 162万円
※ 令和2年分以前については「正社員(正職員)」は「正規」、「正社員(正職員)以外」は「非正規」であっ たことから、伸び率(%)等については参考とする。
給与所得者数をみれば、女性が正社員以外が多いため、この点が平均年収を下げているとも考えられます。
ただ正社員でも男女で100万円以上の差がありますから、現状では女性は男性に比べて年収が低い点もあるでしょう。