誰にでもありうる仕事上のミス。いま、ミスをしてしまった時の心構えについて考えさせられる漫画がTwitterに投稿され、注目を集めています。

投稿したのは、漫画ツイートを多数投稿されている「@yohsuken」さんです。

当ツイートには2023年5月25日時点で3700件を超えるいいねが集まり、「社長さんの度量がすごい」「何事もなく失敗を学べたというのは非常に幸運である」といったコメントが寄せられるなど話題となっています。

※ツイートの画像は【写真3枚】をご参照ください。
※今回ご紹介するツイートは、投稿者様の掲載許可を頂いております。

彼はその日ミスして超ラッキーだった話

「本当に怒っていない社長からの忠告」というコメントとともに投稿されたのは、1ページの漫画でした。

「彼はその日ミスして超ラッキーだった話」と題された漫画は、取引先の社長に先日の失言について謝罪している男性のコマから始まります。

社長から怒られるのかと思いきや、快く許してくれるよう。ほっとしたところで、社長は男性に大切なことを指摘してくれます。

出所:@yohsuken

エピソードに共感した人たちから多くの声が寄せられました

出所:@yohsuken

今回は大事に至らなかったとしても、男性の失言は相手によっては本気で相手を怒らせてしまうようなことだったようです。社長は男性に自分のような怒らない相手を前にして「これをやったらいけない」ことを覚えることができて、ラッキーだったと伝えます。

この発言を受けて、大事にならずに貴重な助言をもらったことに感謝する男性。運よく今回は大事に至らずにすみましたが、今後気を付けるべく社長の言葉を胸に刻んだようです。

失敗してしまったとき、こんな言葉を上司や同僚から声をかけられたら救われた気持ちになりそうですね。今回のエピソードには多数のいいねに加え、リプライ欄には、

「社長さんの度量がすごい」
「何事もなく失敗を学べたというのは非常に幸運である」
「こういう人が、近くにいて欲しかった」
「取引先の相手の人にこれ言われたらマジでキモ冷やすよ…仮にもしこういう場面になったなら、怒られた原因は今後絶対にやらない方がいい」

など、投稿に共感した人たちからの感想が数多く寄せられました。

投稿主さん「『読んだ人の心に永く遺る』ものを」

ツイートの投稿主さんにお話をうかがいました。

――「@yohsuken」さんが漫画制作をされるうえで大切にされている世界観やテーマについてご教示ください。

以前から当方のホラー漫画は「お持ち帰りホラー」と呼ばれ、「読んだ人の心に永く遺る」ものを、ともすれば売り上げより重視しています。

そういう意味で、「刺さる」ものになれば幸いと思い、刺激的な作品を志しています。

――「@yohsuken」さんがネタを思いつかれるうえで日々意識していることや心がけていることがありましたらご教示ください。

「自身が言いたいこと」よりも「誰かが言ってほしいだろうけど、言えないこと」や「誰かが望んでいるかもしれない言葉」を意識しています。

なので意識的にはマッサージ師のような「ツボを探して押す」に似た感覚を意識しています。

――SNSで頻繁に投稿が話題になることについてご感想や今後の抱負をご教示ください。

多くの反響をいただけることは非常にありがたいことで、上記のようなサービス精神がひとりよがりな空振りでないことに安堵もします。

今後も「100年後にも語り草になる」遺る漫画を描き続けられるよう頑張ります。

――その他、記事の読者の方にアピールしたいポイントがございましたらご教示ください。

Twitter始めインスタやSNSでの発信もしていますが、本業は商業漫画家で、今も7つの連載を手掛けております。

よろしければそちらでもめくるめく刺激的な作品をお楽しみください!

ツイートとあわせて漫画作品をチェック!

Twitterで注目を浴びている、漫画「本当に怒っていない社長からの忠告」をご紹介しました。

「@yohsuken」さんのTwitterでは今回ご紹介した漫画のほかにも漫画ツイートを多数投稿されています。

なお、ホラー漫画家として活動している「@yohsuken」さんは、5月12日にはホラー×風刺×論破をかけ合わせたユニークな最新作『悪魔の論破』(小学館)の単行本第一巻を発売しています。

小学館の漫画サイト「やわらかスピリッツ」でも連載中なので、気になる人はそちらもあわせてチェックしてみてください。


参考資料


 

中沢 新