LIMOが2022年6月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2022年6月4日)
梅雨シーズンは、植物にとって少しやっかいな季節です。雨にあたったり株元が蒸れてしまうと、植物のトラブルが起こりがちに。
そんなときはハンギングバスケットで植物を育ててみませんか。吊るして飾るタイプのハンギングなら、風通しもよくなり、梅雨の季節にピッタリの楽しみ方です。
そこで今回は、植物を風通しよく育てるコツと、ハンギングにオススメの花を紹介します。
1. 梅雨シーズンの鉢花、基本の管理方法
鉢植えの場合、花に雨が当たると花が傷んだり腐ったりして、病気の原因になってしまうことがあります。また、長雨で土の過湿状態が続き、根腐れしやすくなってしまうことも。
これらのトラブルを避けるために、梅雨シーズンの鉢花は雨が当たらない風通しのよい軒下で管理するのがオススメ。レンガの上に置いたりハンギングバスケットなどを使うと、風通しがよくなる効果があります。
株がこんもりしてきたら、風通しをよくするための切り戻しも効果的。株の内側にも風が通るようになり、蒸れにくくなります。秋になってからの生育や花つきもよくなりますよ。
長雨が続く湿度が高い季節は、必ず鉢の土が乾いたことを確認してから水やりをおこなってくださいね。
2. 梅雨のシーズンのハンギングにオススメの花8選
2.1 ペチュニア
暑さに強く育てやすいペチュニア。大輪の八重咲きなど豪華なものから、小さな花をたくさん咲かせるタイプまで、たくさんの品種が作られています。
こんもりと咲くので、ハンギングにおススメです。
ペチュニアの花は柔らかく、枯れて落ちた花が雨で腐ってしまうことも。花ガラ摘みはこまめにおこないましょう。※参考価格:100~600円前後(3号ポット苗)
2.2 ペンタス
まるで星が集まっているかのようなカワイイ花を咲かせるペンタス。花色は赤やピンクなどがあります。開花期は5~10月で、長い間花を楽しめます。
暑い夏でも元気に花を咲かせますが、寒さに弱いため一年草扱いになります。夏の日差しが強い時期は、半日陰で育てましょう。※参考価格:200~400円前後(3号ポット苗)
2.3 ランタナ
小さな花を集合させて手毬のような花房をつくるランタナ。育てていくと、徐々に花色が変化するため和名で「七変化」とも呼ばれます。
半日陰でも育ちますが、日当たりのよいほうが花つきもよくなります。
剪定に強いため、切り花にもオススメです。※参考価格:300~600円前後(3号ポット苗)
2.4 バーベナ
サクラのような形の小花を、こんもりと花笠状に咲かせるバーベナ。バーベナ属の園芸品種の総称でビジョザクラとも呼ばれます。
種類も豊富で一年草や宿根草、直立性やほふく性などがあります。開花期は5~10月。長い期間、花を楽しめます。※参考価格:300~600円前後(3号ポット苗)