2023年5月15日に動画にて公開された、株式会社ブランジスタ2023年9月期第2四半期決算説明の内容を書き起こしでお伝えします。
スピーカー:株式会社ブランジスタ 代表取締役社長 岩本恵了 氏
2023年9月期第2四半期決算説明
岩本恵了氏:ブランジスタの岩本です。2023年9月期は、新事業「ACCEL JAPAN(アクセルジャパン)」の開始により、この第2四半期は好調に推移しました。好調要因については、後ほど詳しくご説明します。今後も事業規模の拡大と地域活性化に貢献できるよう、社員一同励んでいきます。それでは、2023年9月期第2四半期の決算内容についてご説明します。
FY2023/9 2Qトピックス
第2四半期のトピックスです。全国の成長企業を対象とした「アクセルジャパン」ですが、サービス開始から黒字化を達成し、第2四半期はさらに売上を伸ばしています。その結果、ブランジスタ全体としても、四半期・上半期ともに過去最高となる売上高・営業利益・経常利益を更新しました。
FY2023/9 2Q連結決算ハイライト
第2四半期の連結決算ハイライトはご覧のとおりです。前期と比較しても、大幅な増収増益となりました。
連結売上高・営業利益の四半期推移
四半期ごとの連結売上高・営業利益の推移です。新事業の「アクセルジャパン」が、売上・利益の拡大を牽引しており、好調に推移しています。
セグメント別四半期推移
セグメント別四半期推移です。「アクセルジャパン」の営業利益率が高いため、連結の営業利益率も上昇しています。
メディア事業売上高・セグメント利益
各サービスについてご説明します。まずはメディア事業・電子雑誌についてです。メディア事業の売上高・セグメント利益の推移ですが、自治体タイアップは引き続き好調に推移しており、売上が増加しました。
売上高の内訳
メディア事業の売上高の内訳です。観光需要の回復により、「旅色」関連は増加傾向であり、前期と比較して23パーセントアップとなりました。観光・外食需要、インバウンドのさらなる回復により、当社の事業環境は今後ますます改善されていくものと考えています。
自治体タイアップ契約額・公開数推移
自治体タイアップの契約額と公開数の推移です。すでに前期1年間で獲得した契約額の約9割に到達しました。今後もさらに提案を強化し、過去最高を更新できるようにタイアップ数を増やしていきます。
2023年9月期自治体タイアップ公開予定
自治体タイアップの実施予定ですが、全国31自治体が決定しています。本格的なインバウンドの回復を見据えて、引き続き全国の自治体のPRを実施し、地域活性化に貢献していきます。
地方創生&インバウンド施策がスタート
インバウンド需要に対応するための施策として、台湾の大手旅行代理店である五福旅行社と提携しました。「旅色」に掲載中の飲食店やレジャー施設、自治体の情報を渡航前に発信し、「旅色」のクライアントを中心とした国内周遊を促進します。
「旅色」掲載中のクライアントの満足度向上や新規クライアントの獲得にもつながる、このようなインバウンド施策を展開していきます。
プロモーション支援事業売上高・セグメント利益
次に、非常に好調であるプロモーション支援事業「アクセルジャパン」についてご説明します。プロモーション支援事業の売上高・セグメント利益の推移です。事業開始から販売が好調に推移しており、売上高は第1四半期と比較して1.4倍に拡大しました。
セグメント利益に関しても、第1四半期はイベント開催などの販促費が一時的に発生しましたが、第2四半期には減少したことにより、利益は3.7倍と大幅に増加しました。利益率も約45パーセントと、こちらも大幅に上昇しています。ブランジスタグループ連結においても、大変大きな貢献となり、中核事業に成長しました。
当社のアドバンテージとポテンシャル①
好調要因をポイントごとにご説明します。1つ目は、2000年の創業以来、20年以上培ってきた、全国規模での自社営業スタッフによるプッシュ型の提案ノウハウです。
企業の販売促進やECサイト運営支援、iPadもなかった2007年から、国内で唯一電子雑誌を立ち上げ、広告掲載を促進し、ここ数年は多くの自治体とのタイアップを実現しまして、その土地の魅力を発信してきました。全国8拠点から、当社の営業スタッフが1件1件直接訪問してご提案できるという人的資産を保有しています。
当社のアドバンテージとポテンシャル②
好調要因の2つ目は、キャスティングやクリエイティブのノウハウを有していることです。2007年から発行している電子雑誌では、これまでに映画やドラマで主役級の俳優の方々を290名以上キャスティングしており、国内の芸能事務所とも強固な関係を構築しています。したがいまして、「アクセルジャパン」においても、今後も続々とタレントのキャスティングが可能です。
また、クリエイティブにおいても、出版社出身の編集者など、社内に50名以上の社員を配置しており、撮影や制作、企画から運営に至るまで、社内でワンストップで完結できる体制が整っています。「アクセルジャパン」には、これまでの電子雑誌で培った、キャスティング・クリエイティブノウハウが活かされています。
これまでの当社実績から生み出された新事業
好調要因のまとめです。先ほどご説明したとおり、プッシュ型提案力・クリエイティブ力・キャスティング力の3つのノウハウから生み出された、当社ならではの新事業ということでございます。
業種や業態を問わずに活用できる「アクセルジャパン」を日本全国の企業へ提案し、日本経済の発展に貢献していきたいと考えています。
鈴木杏樹さんがアンバサダーに参加
契約社数が好調に推移していますので、クライアントのニーズに合わせながら、アンバサダーを追加しており、幅広い企業で活用しやすい素材を提供しています。今後も続々とアンバサダーを増やしていきたいと考えています。
経済産業省・中小企業庁が「アクセルジャパン」を採用
「アクセルジャパン」は、経済産業省・中小企業庁にも採用いただきました。3月1日からは、全国の関連施設や公式サイト、公式YouTubeで、ポスター・チラシ・動画のPR活動を開始しました。中小企業庁は全国の中小企業を支援していますので、さまざまな告知物を活用いただくことによって、「アクセルジャパン」の認知拡大につながっていきます。
それでは、ヒロミさんによる中小企業庁の動画のPRツールをご覧ください。
ご覧のように、「アクセルジャパン」の動画は事前にあらゆる企業に対応できる数十パターンの動画素材を撮影しています。その企業がお持ちの動画とタレントの動画素材を編集し、クライアント企業の動画として展開していただいています。
アクセルジャパン・動画の優位性について
「アクセルジャパン」の動画の優位性についてです。動画広告市場は今後も拡大が予想されており、動画によるPRの重要性が増していますが、当社のような動画サービスは他社では提供が少なく、差別化につながっています。
クライアント企業は、当社が提供するタレントの動画素材を活用することによって、動画広告による効果的なプロモーションや動画コンテンツによる企業ブランディング、採用活動が実現可能となっています。
積極的なPRを実施
さらに全国の多くの企業に「アクセルジャパン」をご活用いただくために、延べ3万人来場の日本最大のマーケティング展示会へ出展し、来場者の方々へ「アクセルジャパン」をご提案しました。販売促進・マーケティング・宣伝などを担当する方々が多数ブースに来場され、大変盛況となりました。今後もさまざまな認知度向上に努めていきたいと考えています。
顧客満足度向上のために
来期を見据えた動きとして、新規クライアントの積極的な獲得を行いながら、定期的なクライアントのフォローも実施しています。初回の契約更新を迎えるクライアントの継続利用に向けて、万全のサポート体制を構築しています。
来期は既存クライアントの契約更新に加えて、新規クライアントの獲得が積み上がる、より収益力の高い体制が実現いたします。
アクセルジャパンの拡大に向けて
さらに、第2四半期からは「アクセルジャパン」の成長力をより高めるために、自社営業スタッフによるプッシュ型の提案を強化しています。市場ニーズが高い「アクセルジャパン」を全国の企業へ積極的に提案し、さらなる拡大を目指していきます。
ソリューション事業売上高・セグメント利益
次に、ソリューション事業についてご説明します。ソリューション事業のメインサービスであるECサポートサービスは、豊富な実績と経験がある当社担当がその企業の一員となり、毎月必要な業務を提供しながら、その企業の売上に貢献する、定額制の運用代行サービスです。堅実なビジネスモデルであり、業績も堅調に推移しています。
売上高の内訳
売上高の内訳はご覧のとおりです。ECサポート関連は堅調に推移しており、今後も堅実な事業展開を行っていきます。
地域活性化への貢献と当社の拡大へ
当社はこれまで、ECサイト支援から始まり、電子雑誌を中心に、全国の宿泊施設、飲食店、さらには地方自治体の支援を行ってきました。さらに今期からは「アクセルジャパン」を加え、中小企業全体の支援を実現しています。この3つの事業が密接に連携することにより、当社事業のさらなる拡大と地域活性化に貢献していきます。
CONNECT with COMMUNITY
私どもは地方創生・地域活性化になくてはならない会社として、みなさまのご期待以上の業績を残していけるよう、社員一丸となって、より一層がんばっていきます。
以上です。ぜひ、今後ともブランジスタにご期待ください。ありがとうございました。