2023年5月8日、外務省は新型コロナウイルスにかかる感染症危険情報について、世界の感染状況が改善していると判断し、全世界に発出していた「レベル1(十分注意してください)」を解除しました。
このニュースを受けて、「この夏こそは海外旅行に行きたい!」と思っている方も増えているのではないでしょうか。
今回は、日本人に人気の旅行先・タイの渡航情報をまとめましたので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
【タイの渡航情報】タイ入国時
2023年5月18日現在、タイへの観光目的の入国は、30日間以内であれば査証(ビザ)は不要です。パスポートのみでOKですが、有効期限が入国時に6ヶ月以上あることを確認してください。
ワクチン接種状況に関わらず、全ての渡航者に対して、入国時におけるワクチン接種証明書および新型コロナウイルス陰性証明書の提示は不要となります。
これまで入国条件になっていたタイランドパス、医療保険証の提示も不要ですが、新型コロナウイルス以外の突然の事故や病気に備えるためにも、海外旅行保険の加入を強くおすすめします。
また、旅先の安全情報を収集するため、外務省の「たびレジ」に登録しておきましょう。
必要書類・推奨サービス
- パスポート:必須(入国時に6ヶ月以上)
- 航空券:必須
- 査証(ビザ):不要(滞在期間30日まで)
- ワクチン接種証明書:不要
- 陰性証明書:不要
- タイランドパス:不要
- 海外旅行保険:推奨
- たびレジ:推奨
【タイの渡航情報】タイ滞在中
2023年5月18日現在、タイは入国後のPCR検査、隔離を撤廃。マスクの着用は個人の判断に委ねています。
タイでは、新型コロナウイルス感染症の水際対策を厳しく行ってきましたが、2022年9月30日、全国を対象とした非常事態宣言を解除しました。それを受けて、国内における感染対策の緩和が進められています。
滞在中に新型コロナウイルスに感染した場合、軽症または無症状の人は自己隔離が不要。
ただし、5日間はDMHT対策(Distancing:距離の確保、Mask Wearing:マスク着用、Hand Washing:手洗い、Testing:検査(症状が表れた場合))が推奨されます。
滞在情報
- 入国後のPCR検査:不要
- 入国後の隔離:なし
- マスク着用:個人の判断
- 陽性になった場合:軽症または無症状の人は自己隔離不要(5日間はDMHT対策を推奨)
【タイの渡航情報】日本入国時
2023年4月29日以降、日本入国時に「出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書」および「ワクチンの接種証明書(3回)」の提出は不要となりました。
空港の検査で陽性反応が出た場合は、指定の宿泊療養施設などで療養する必要がありましたが、2023年5月8日以降は、新たな感染症の流入を防ぐ対策として「感染症ゲノムサーベイランス」を開始。
成田や羽田などの主要空港において、発熱・咳などの有症状者に対し、任意でゲノム解析を実施しています。ただし、この解析で陽性になったとしても、隔離措置や公共交通機関の使用制限などはありません。
また、「Visit Japan Web(入国手続きオンラインサービス)」に登録しておくと、混雑しがちな入国審査や税関申告を、ウェブ上でスムーズに行うことができます。
必要書類・推奨サービス
- パスポート:必須
- 航空券:必須
- 出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書:不要
- ワクチンの接種証明書(3回):不要
- Visit Japan Web(入国手続きオンラインサービス):推奨
【タイの渡航情報】コロナ前とほぼ同様の条件に
今回は、タイの渡航情報や必要書類などについてご紹介しました。2023年5月18日現在は、コロナ前とほぼ同様の条件で渡航できるようになったため、タイへ行くハードルがだいぶ下がったのではないでしょうか。
なお、渡航情報は予告なく日々更新されるため、記事の内容が変わることがあります。最新の情報につきましては、公式のウェブサイトなどで必ずご確認ください。
参考情報
- 外務省「海外安全ホームページ」
- 厚生労働省「水際対策」
- 在タイ日本国大使館「2022年10月1日(土)からのタイ入国規制等の緩和について」
- 在東京タイ王国大使館「2023年3月1日以降にタイ渡航予定のタイ国籍を有しない方の入国手順」
- デジタル庁「入国手続きオンラインサービス(Visit Japan Web)」
成瀬 亜希子