トヨタ自動車によれば、2022年度の世界販売台数は960万9782台で過去最高となりました。
トヨタの中でも長年人気が続いているSUVが「ハリアー」です。
4代目となる人気SUV新型ハリアーは、実用性やスペックに拘りがちなSUVではなく、品質やデザインを重視したクーペフォルムのSUVとして2020年に登場しました。
また、先代が国内専用車でしたが新型では北米にも輸出されている本格的グローバルモデルとなっています。
その先代モデルである3代目ハリアーは国内専用車であり、歴代モデルが培ってきた高級クロスオーバーSUVのパイオニアらしい高級・進化・新規をキーワードとしています。
この4代目の新型ハリアーと3代目ハリアーの具体的な違いはどこにあるのでしょうか。ここでは両車の違いを価格や内装、燃費などを比較しながら検証します。
「新型ハリアーvs3代目ハリアー」価格の比較
フルモデルチェンジで自分の乗る車種が新型になると、乗り換えを検討する方も多いと思います。
しかし、自分が買った時より極端に値上がりしていると、いくら全てが新しく魅力的になっていても買い替えるには抵抗があるでしょう。
ただ新型ハリアーと3代目ハリアーの車両価格の差は、燃費や走行性能の向上、安全装備の充実などがあったにもかかわらず、最小限にとどまっています。
新型ハリアーと 3代目ハリアーの価格比較表
両車それぞれにだけ設定のあるPHEV(プラグインハイブリッド)と2.0L直噴ターボ車は比較できませんが、両車共通のパワーユニットである2.0L車では約8万円から約21万円、ハイブリッド車で約6万円から18万円となっています。
新型ではプラットフォームは新しくなり、2.0L車、ハイブリッド車ともにパワートレインはダイナミックフォースエンジンに全面刷新されてパワーと燃費ともに向上しています。
さらに予防安全パッケージの「Toyota Safety Sense」は標準装備されていて、この価格差に収まっていることを考えると、実質的に安くなっているとも考えられるのではないでしょうか。
「新型ハリアーvs3代目ハリアー」内装の比較
3代目ハリアーと新型ハリアーの内装はよく似ていますが方向性が異なります。エレガントな空間の3代目。SUVらしいスポーティーさも加わるのが新型です。
シートやトリムなどの質感は10年の間の技術進化で新型のほうが優れるのは必然ですが、3代目であっても古さを感じさせないのはさすがプレミアムSUVのハリアーです。
【新型ハリアー】華さにスポーティーさも加わった内装
新型ハリアーの内装は、プレミアムSUVらしさに加えスポーティーなイメージがあります。そして乗馬の鞍をイメージしたという幅広いセンターコンソールは、レザーとウッドに囲まれてモダンな空間となっています。
さらに、特質すべき装備としてトヨタ車初装備の「調光パノラマルーフ」があります。これはパノラマルーフの濃淡を変更し車内に入る光をコントロールできるもので、上級グレードにオプション装備が可能です。
【3代目ハリアー】10年前にデビューしたとは思えない内装
3代目ハリアーの内装は、約10年前にデビューしたとは思えないほどハイセンスです。
随所にソフトパッドを採用しステッチを施し、アルミヘアライン加飾を施したシフトパネルやプレミアムナッパ本革を採用したシート表皮などでラグジュアリーSUVらしい高級感を演出しています。
「新型ハリアー VS 3代目ハリアー」燃費の比較
パワートレインがダイナミックフォースエンジンに全面刷新され、ガソリン車はM20A-FKS型、ハイブリッド車はA25A-FXS型となり各種の性能が向上しています。
また、新型ハリアーにはPHEV(プラグインハイブリッド)車が設定されているので、燃費を気にしている方は注目です。
大幅に向上した燃費と注目のPHEV
燃費においてWLTCモード燃費の表示となったことで比較しづらい車種もありますが、JC08モードで新型ハリアーのハイブリッド車は26.3~27.4km/L、3代目ハリアーのハイブリッド車は21.4km/Lとなっており燃費が向上しています。2.0Lガソリン車も同等の向上がされている場合もあると考えられます。
また、新しく設定されたPHEV(プラグインハイブリッド)車は、WLTCモード燃費こそハイブリッド車よりわずかに下回りますが、EV走行距離が93kmなので、満充電状態ならハイブリッド車を上回る低燃費性能を発揮すると言えるでしょう。
ハリアーの魅力まとめ
ハリアーは新型の4代目も先代の3代目も、初代から継承され高級・先進・洗練を軸とする高級クロスオーバーSUVであることに間違いはありません。
したがって10年を経過した3代目の中古車であっても、十分に現代に通じる品質と性能を持っています。
そして、新型となった4代目ハリアーは、さらに進化した 内装や低燃費性能が加わり、しかも価格面でも他車に負けない魅力を兼ね備えた、魅力ある車種と言えるでしょう。
参考資料
- TOYOTA「2022年度 販売・生産・輸出実績」
- TOYOTA「2017年06月08日 TOYOTA、ハリアーにターボエンジンを搭載」
- TOYOTA「ハリアー 価格・グレード」
- TOYOTA「ハリアー特長」
- TOYOTA「ハリアー主要諸元表」
- TOYOTA「ハリアー3代目カタログ」
田中 秀雄