京都の祇園祭、大阪の天神祭と共に、日本の三大祭りのひとつにも数えられる「神田祭」。毎回30万人を超える人で賑わいますが、今年は4年ぶりに開催するため、より多くの見物客が見込まれています。

神田祭を知り尽くしている千代田区観光教会は、2023年5月11日~17日に迫った神田祭の開催に合わせて、「神田祭の楽しみ方ガイド」を、観光案内所やJRの各駅にて配布します。

今回は、「神田祭の楽しみ方ガイド」をベースにしながら、初心者でも十分に楽しめる見どころ5つをご紹介します。

【神田祭の見どころ1】神幸祭・附け祭が合流して数千人の大行列に!

画像出所:一般社団法人千代田区観光協会「神田祭の楽しみ方ガイド発刊記念 千代田区観光協会厳選!神田祭を初心者でも楽しめる見どころ5選」

神田・日本橋などの氏子108町会を、約30キロにわたって巡行する「神幸祭」。日本橋にて附け祭と合流して、数千人規模の大行列になります。ぜひ絢爛豪華な江戸・下町大行列を見てみてくださいね。

  • 場所:中央通り(日本橋~神田)
  • 日時:2023年5月13日(土)16時30分~17時30分頃

【神田祭の見どころ2】江戸っ子たちの掛け声とともに一日中宮入!

画像出所:一般社団法人千代田区観光協会「神田祭の楽しみ方ガイド発刊記念 千代田区観光協会厳選!神田祭を初心者でも楽しめる見どころ5選」

神田の町なかを練り歩いた氏子の108町会、大小200基の神輿が、江戸っ子たちの掛け声とともに、朝から晩まで続々と神田明神に宮入します。神田祭最大の見どころですので、その迫力をぜひ体感してください。

  • 場所:神田明神
  • 日時:2023年5月14日(日)9時00分~18時30分頃

【神田祭の見どころ3】神輿や担ぎ手が秋葉原の電気街を埋め尽くす!

画像出所:一般社団法人千代田区観光協会「神田祭の楽しみ方ガイド発刊記念 千代田区観光協会厳選!神田祭を初心者でも楽しめる見どころ5選」

電機製品とポップカルチャーの発信地として名高い「秋葉原」。神田祭の時には大通りを封鎖しており、所狭しと神輿や担ぎ手、群衆が埋め尽す姿は圧巻そのもの。いつもと違った秋葉原を楽しんでみてください。

  • 場所:中央通り(秋葉原)
  • 日時:2023年5月14日(日)12時30分頃

【神田祭の見どころ4】女性だけで担ぎ上げる「元祖 女神輿」も必見!

画像出所:一般社団法人千代田区観光協会「神田祭の楽しみ方ガイド発刊記念 千代田区観光協会厳選!神田祭を初心者でも楽しめる見どころ5選」

女性だけで担ぎ上げる「女神輿」の元祖と言えるのは、1977年(昭和52年)に須田町中部町会から出された「女神輿」。緋色地に白桜を染め抜いたはちまきとだぼしゃつ、黒はんてん姿の粋な女性の姿に見とれてしまいますね。

  • 場所:神輿巡行ルート
  • 日時:2023年5月14日(日)10時00分頃~

【神田祭の見どころ5】JRの各駅構内を神輿がジャック!

画像出所:一般社団法人千代田区観光協会「神田祭の楽しみ方ガイド発刊記念 千代田区観光協会厳選!神田祭を初心者でも楽しめる見どころ5選」

JR神田駅、JR秋葉原駅の構内にて、特別に巡行を行う地元町会の神輿も。数ある町会神輿の中でも非常に珍しいため、その圧倒的な瞬間に出会えたらかなりラッキーかもしれませんね。

  • 場所:JR神田駅、JR秋葉原駅

【神田祭】祭事日程

  • 2023年5月11日(木)19時~:鳳輦神輿遷座祭
  • 2023年5月12日(金)夕刻:氏子町会神輿神霊入れ
  • 2023年5月13日(土)神幸祭、附け祭
  • 2023年5月14日(日)神輿宮入
  • 2023年5月16日(火)11時~:献茶式(表千家家元奉任)18時~:明神薪能(みょうじんたきぎのう)・幽玄の花
  • 2023年5月17日(水)14時~:例大祭

【神田祭】楽しみ方ガイドについて

  • 設置期間:2023年4月28日(金)~
  • 設置場所:千代田区観光案内所をはじめとした区内観光案内所、JR神田駅・JR秋葉原駅・JR御茶ノ水駅など

今回は、神田祭を知り尽くした千代田区観光協会が、お祭りの見どころを5選紹介しました。今年は久しぶりに神田祭に参加するという方も、今回はじめて参加するという方も、事前にぜひチェックしてみてくださいね。

参考資料

成瀬 亜希子