【女性の老齢年金】国民年金・厚生年金「みんな月額いくらもらってる？」 男性との差はどのくらい？

2. 【国民年金】女性「みんな月額いくらの年金をもらっている？」

ここからは、厚生労働省年金局「令和3年度　厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに女性の国民年金の月額平均受給額と受給額ごとの人数分布を見ていきましょう。

平均月額：5万4346円

【国民年金受給額の分布】

• ～1万円未満：5万7852人
• 1万円以上～2万円未満：22万7254人
• 2万円以上～3万円未満：68万9150人
• 3万円以上～4万円未満：208万643人
• 4万円以上～5万円未満：329万5457人
• 5万円以上～6万円未満：470万2003人
• 6万円以上～7万円未満：643万8667人
• 7万円以上～：145万4116人

国民年金受給額のボリュームゾーンは「6万円以上～7万円未満」と、多くの方が平均受給額の「5万4346円」を上回る金額を受け取っています。

しかし、約3割の方は平均受給額を下回る年金額となっています。国民年金は、20～60歳までの40年間、保険料をすべて納めた場合に満額を受け取ることができます。経済的な理由などで国民年金保険料の納付をしていなかったり、免除期間があったりする場合には、その分将来受け取れる年金額も少なくなることを理解しておきましょう。

国民年金保険料は過去10年まで遡って追納できるため、余裕があれば追納しておくことをおすすめします。