アース製薬といえば殺虫剤の会社として名が知れていますが、今回リリースしたのはなんと「キャンプギア」。4月20日に「30秒で虫の気にならない空間を作る」というコンセプトの虫ケアデバイス「COMFORT ZONER(コンフォートゾナー)」を発売しました。

アース製薬によると、「アウトドアで大切な家族や仲間を虫から守りたい」「自然には虫がいて当たり前。虫のいる場所に自分たちがお邪魔している」という顧客の声に着目して、虫ケアデバイスの開発を決めたとのこと。デバイスには、害虫の生態研究やアースノーマットなどの殺虫剤で用いられている薬剤揮散技術などが生かされているそうです。

COMFORT ZONERは、手のひらサイズのデバイスで、重さは約60g。本体に薬剤カートリッジを取り付け、スイッチを入れるとヒーター加熱によって薬剤に含まれた有効成分(メトフルトリン)を拡散するという仕組みです。

有効成分は30秒で揮散し、直径3mの範囲で屋外2時間/屋内6時間(窓を閉めた状態)の間、虫が気にならない空間を生み出します(悪天候下では効果範囲や持続時間が短くなる可能性があります)。充電式で満充電の場合、8~10回使用できます。チャイルドロックを採用しており、小さい子どもが一緒のキャンプでも安心して使用できます。もちろん薬剤による人体への悪影響もありません。

販売はクラウドファンディングサイトのMakuake限定で、価格は1万1800円。本体には薬剤10個入のカートリッジを2セット同梱しています。7月20日から詰め替えカートリッジ(10個入り✕2セット)も2200円で販売開始予定です。カラーはオリーブとグレーの2色展開。数量限定なので、気になる方は早めに購入することをおすすめします。

参考資料

大蔵 大輔