女性の幸福度の高さは子どもの有無に関係しない?

女性にとって子どもを授かることは幸せの一つであることは今も昔も変わりません。

しかし、最近の研究では子どもがいることが幸せに直結するとは限らないというデータも出てきています。

既婚女性を対象にした調査結果となりますが、慶應義塾大学 パネルデータ設計・解析センター ディスカッション・ペーパー 佐藤一磨「子どもの有無による幸福度の差は 2000~2018 年に拡大したのか」の中から、「子どもの有無別の幸福度の推移(有配偶女性)」を見てみましょう。

出所:慶應義塾大学 パネルデータ設計・解析センター ディスカッション・ペーパー 佐藤一磨「子どもの有無による幸福度の差は 2000~2018 年に拡大したのか」

上記のグラフでは2003年と2017年を除き、「子どもあり」よりも「子どもなし」の幸福度が高くなっています。

子どもをもつことで我が子の成長を見守ったり、我が子がいるからこそできるレジャーを楽しんだりできます。

一方で、生活が子ども優先になったり、養育費などがかさんだりと、大変な側面があることも否定できないでしょう。